アイルランドのレオ様

皆さん、週末はいかがでしたか?

天気は不安定でした。突然の雨に見舞われたりしましたし。ちょっと肌寒かったり。

日曜日はバスツアーに一人で参加していたのです。しかし、目的地で雨に降られてしまって、がっかりでした。最近、こういう天気がなかったので、これが普通のアイルランドの天気だということを、思い出させてくれた日でもありました。暑い日がまた戻ってこないかしら。

さて、先週の金曜日のブログにちらりと書いた、友達(アイリッシュMちゃん)が、U2ノコンサート会場で、すごい人と写真を撮って、FBに載せていたという件。覚えていますか?誰だと思いましたか?この人ですよ、この人!

leo 1
時の人だねえ。最近TIME紙の表紙も飾りました。(time.com/magazine/より抜粋)

アイリッシュの友達Mちゃん、妹さん、そしてお友達の3人が、彼と一緒に写真撮ってたんです!しかもMちゃんは、自分の腕をティーショック・レオ氏に回していたんですよ。

「相手はティーショックやで。ええん?」

と思いましたけどね。日本に例えるなら、安倍首相に腕回して、笑顔で写真撮ってるようなもんですよ。まず日本じゃ無理。その前に、セキュリティーがガチガチで、近づくなんて無理でしょう。

ティーショック・レオ氏は、一般国民との距離がかなり近いと思う。今までも、ティーショックが自分のローカル(パブ)で、一般人と混ざって飲んでるとか、普通にあったけど。

しかも、ティーショックまで、ローカルバンド(!)のコンサートに来ていたとは!Pitch2まで降りて来て(たぶん特別席にいたと思う)見ていたようですわ。その写真はプライベート過ぎるので、このブログでは載せることは出来ません。ご了承ください。(ティファニーのプライべートなお友達には、会った時にお見せします)


ティーショック・レオ氏は、国の政治の舵を握る、重要な人。それなのに、一般人に交じって、コンサートって。。。セキュリティー大丈夫なん?とこっちがちょっと心配になってしまいます。まあ、これがこの国のいいところと言えば、いいところなんですけど。それにしても、ゆるゆるよね。まあ、芸能人が道歩いてても、アイルランド人は騒がないで、そ~っとしてあげるような国ですしね。

それにしても、ティーショック・レオ氏はU2ファンだったのかしら?ファンだったら、私の彼に対する高感度はうなぎ登りですわよ。結構好きやわ、ティーショック・レオ氏。これからはこのブログでアイルランドの(ティーショック)レオ様と呼ばせていただきたい!


ティーショックは、いろんな場面で、政治的な(そうでない場合もあり)コメントを求められる立場にもある。ティーショックに対し、容赦ない質問も飛ぶのが普通だ。そして答え方一つで、信頼度や支持率が左右されるし、今後の国の方向性にも関わる。

時事問題を扱う、TV3の番組、Tonight with Vincent Browne。ヴィンセントは昔、エンダがティーショックの時に、番組出演を依頼。しかし断られてしまい、ティーショック・エンダとのインタビューは実現することがありませんでした。

エンダが断っていた理由が、ヴィンセントが嫌いだからと、ネットの記事で見た記憶がありますが、実際は彼に質問されても答えられないからだとか、事前に質問事項をもらい、答えを用意しないとできないなど、いろんな噂が飛び交っておりました。ネットでは、要は勇気がないやつだからだと言われていたんです。しかし、ティーショック・レオ様は違いました。



ネットでは、彼が政治家であり、ティーショックであることの前に、ゲイであることを嫌がっている連中がたくさんいるのも事実。(上のビデオのコメントにもあるけど)宗教上許せない人も多いですしね。

でも、私は思う。ゲイでもなんでもいい。(犯罪者や殺人者は嫌よ)税金を納めている立場として、この国と、国民のことを真剣に考えて政治を行ってくれれば、私は言うことなはない。(それができない人が多いんだけど。言ってることと、やってることが違う人が多いしね。日本では政治家の不倫や、不適切発言で辞任したり、いろいろニュースになってるようですが)

ティーショック職は始まったばかり。これからどんな仕事をするのかしら?予算は10月だし、夏休み明けてからが正念場。でも、彼ならなんかちゃんとやってくれる気がしている。でも政治家は嘘つき多いからなあ。あんまり期待したらいかんのかしら?とにかく、アイルランドのティーショック・レオ様ニュースは、不定期でアップしていきたいと思います。

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カナダからのお客様

"ラブレター・フロム・カナダ~"という歌が昔ありましたね~。今の20代や30代前半の人は知らないでしょうけど。当時むちゃくちゃ売れたんですよ、この曲。畑中葉子さん、むっちゃ可愛くて歌が上手かった。



日本人にも馴染みのあるカナダ。そんな国からお客様が来ているんです。

canada 1
(www.joe.ieより抜粋)

ドイツで行われるG20の前に、カナダのジャスティン・トルドー首相が、奥さんと子供ちゃま、アドリアン君を連れて、昨日の夕方からアイルランドにいらしています。私の家にお客として来てません。来てほしいけどね。おこちゃまもかわええなあ~。

も~、本当男前の首相やわ~。惚れ惚れする。さわやかやし。お育ちいいのがすごくよくわかる。とはいえ、生意気じゃない。本当素敵。溜息でるわ。

私より一つ年下なだけですけど、世の中にこの年で、こんなにかっこいい人が何人いるのか?そんなにいないと思うわ。大概は生活に追われてクタクタ&枯れ枯れになるのがこの年齢の男性ですからね。自分も人のことは言えませんけど。

今日はマイケルDヒギンズ大統領とティーショック・レオに会うとのこと。(もう現時点で会ってらっしゃるでしょう)夕方からはダブリン城に行くそうな。そこで晩餐会でしょうかね。


首相はうちに来てませんけど、違う方がカナダからいらしてたんです。アイリッシュの友達Tちゃんのお姉さん、Kさん。

彼女は10代のころからドイツに行き、その後アメリカへ渡り、現在は仕事の都合でカナダに住んでいるんです。50代半ばの彼女。海外生活がものすごく長い。特にアメリカ生活が長いので、アイルランド人特有のアクセントがないんです。しゃべってたらアメリカ人としゃべってる感じ。私のよくわからない日本語訛りの英語を聞き取るのがちょっと苦手みたいで、よく聞き返されます。そのたびに英語が下手だと実感するわけですけど。

それはともかく、約2週間ほどアイルランドに滞在していたんです。昨日の朝一の飛行機で帰国する予定だったんですよ。でもビザがないということで乗せてもらえなかったらしい。

彼女はアメリカとアイルランドのパスポートの両方を持っています。こちらでは日本と違って2重国籍が認められているので。

いつも来るたびにアイルランドのパスポートを使って帰ってきてたんですよ。今まで全く問題なかったそうなのですが、なぜか今回はアメリカのパスポートの提示も求められたそうな。しかし持ってきてない。アイルランド(EU)のパスポートでカナダへ帰る。。。ということで、搭乗拒否されたんですって。ビザがないといわれ。

そのため、ビザを取るのに1日かかるため、今日の午後の便でカナダに帰るんです。ビザ代が460ドルほどしたらしい。

高っ!

彼女も首相がアイルランドにいるということで、

「明日、私と同じ飛行機で帰らないかしら?」

と言っていましたが、Tちゃんに、

「みんなと同じ飛行機で帰るわけないじゃない。プライベートジェットでしょうに。」

と真顔で言い返されていました。Kさんの期待、見事に砕け散りました。それより、Kさん、今日は無事にカナダに帰れるといいけど。


アイルランド滞在、仕事とはいえ、楽しまれるといいなあ~と思います。アイルランドは現在天気が悪いのが玉に瑕ですわ。もう2週間早かったらいい天気だったのに。残念!


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新しいティーショック、レオ・バラッカー

ブログお休み中にいろんなことがありました。

その中の一つが、エンダがティーショックを辞任し、このブログでも何度かご紹介したことがある、レオ・バラッカーが新しくティーショックに就任しました。皆さんならもうご存知だし、アイルランドブロガーの方がすでに紹介していらっしゃると思いますが。

LEO 1
(www.journal.ieの記事より抜粋)

38歳と若いんです。そして、ゲイであることでも有名。2015年にカミングアウトしました。アイルランド初のゲイ・ティーショックと話題にもなりました。

うちのオフィスでは誰一人として話題にしてませんでした。現在、23人中10人は外国人!ということもあったのかもです。うちの外国人は、政治には興味ない人ばかりなんで。私は結構好きですけど。(頭が悪いから理解できてないだけで)

レオとこの人のどちらかがティーショックになるという話だったんですよ。絶対レオになってほしかった私。嫌いなんですよ、この人。私より2歳年下のこの人が。

Simon Coveney (サイモン・コベニー。私流の読み方で表記しています。悪しからず)
SIMON 1
(www.journal.ieより抜粋)

ちょっと話がそれますが、この人が嫌いな理由があるんです。この人が2015年、Minister for Agriculture, Food and the Marineの時に、キツネ狩りに参加したこと議会で問われ、ディフェンスに回ったんですよ。この職は、動物に対する虐待や福祉を考える立場でもあったため、動物福祉の立場人たちが憤慨したんです。

キツネ狩りのどこが悪いん?と思う人も多いでしょう。キツネの被害に遭っている農業の人もいるから。でも、スポーツと称して犬を使い、キツネを狩るのはどうかと思う。それに被害に遭ってるからと言って、残虐な狩り方をしてもいいのか?と思うのである。そう思っている人がこの国にはたくさんおり、禁止にしようという動きがあるんですが、政府側は全く動かないので、この国では禁止ではないのです。イギリス、スコットランドとウェールズでは禁止なんですけどね。

とにかく嫌いになったのは、彼がキツネに限らず、動物の保護に対して、まったく興味がないのがわかったから。なので、絶対にこの人だけにはティーショックになってほしくなかったので、レオがティーショックになり、私は個人的に大歓迎でした。


そんなレオですが、先週土曜日、ダブリン・プライドのイベントでスピーチをしました。一緒にマーチしたそうで。過去にティーショックが一緒にマーチをしたことはないそうで。



ただのパフォーマンスだ!と言っている人たちもいるようですし、とにかくLGBTQが嫌いな連中もいるので、いい顔してない人たちもたくさんいて文句を言っていた人もいたよう。私個人の意見としては、別にいいじゃんというところです。

一昨日はトランプ大統領がレオに電話し、ティーショックになったため、そのお祝いの言葉をかけていました。もちろんほかにも政治的な話をしていたようですが。トランプ大統領、レオが電話に出るまで90秒またされたらしいですねえ。たまにはいいんじゃない?待たされても。

LE 2
(Irish daily mailより撮影)

RTE の記事はこちらから。
https://www.rte.ie/news/ireland/2017/0627/885775-varadkar-ireland-us-trump/

余談ですが。。。上の写真の金髪の女性はRTEのワシントン特派員の女性で、午後9時のニュースにほぼ毎日ワシントンから政治のニュースを伝えている、カトリーナ・ペリーさん。(カタカタ表記は私の独断と偏見で書いています)私、この人好きなんですよ。特派員って聞くとかっこいいし、派手な仕事って思うけど、小さなオフィスに数人しか働いてない、結構地味で大変な仕事らしいですわ。孤独みたいですよ。http://evoke.ie/showbiz/rte-washington-correspondent-caitriona-perry


話を戻して。。。レオ・ティーショックにはたくさんやらなくてはいけないことがいっぱい。アメリカに対しては、まずはアイルランド人の、ドキュメントがない、違法の人たちの扱いについての問題。アメリカにはアイルランド人がたくさん移民で渡っているのですが(皆さんご存知でしょう)、ドキュメントがない、違法の人たちがわんさかいるんです。すでに逮捕されている人たちもいるので。

レオもこれからが勝負。どんな仕事をするのか。問題は山積みですからね。アメリカに住む違法のアイルランド人のこともそうだけど、アイルランドの病院事情も解決しないといけないし。彼は元医師だったからよくわかると思うけど。家の値段や家賃の高騰も何とかせないかんと思う。物価は高いし、ゴミ収集代もこれからは一律で払うんじゃなくて、出したごみの重さでチャージされた上に値上げらしいしさ。政府が先日決めたらしい。とにかく、見掛け倒しにならないことを祈っています。

ということで。。。Bさんにレオがティーショックになったことを聞いてみた。

この人よりはましとはっきり言っていました。

元ティーショック、ブライアン・カウエン。昼はステーキばっかり食べてたらしいですよねえ。今どうしてるんだろう。
BRIAN 1
(www.journal.ieより抜粋)


それでは皆さん、良い週末を!来週月曜日にお会いしましょう。

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UK, Article 50にサイン!EU離脱開始。どうなる?アイルランド

昨日のブログで今週のブログを終わりにする予定でしたが、大事なことを全く書いてなかったので、緊急にアップさせていただきます。

大事なこと。。。Brexitのことです。

とうとうイギリスの首相、テリーザ・メイが28日にArticle 50にサインしましたね。

BREXIT 2
にこやかに。

BREXIT 3
これを封し、欧州理事会のドナルド・トゥスク議長に午後12時20分ごろ渡したそうな。2007年まではArticle 50は存在しなかったらしいですねえ。Accidentally createdだったと、France 24のニュースで昨日の朝言ってましたけど。

5月終わりころから7月にかけて、EUとの話し合いがもたれるそうな。2年以内にEUと交渉して、加盟国27か国との合意も取らないといけない。取れないと、何の利益もないままEUを去ることになるかもしれません。いいようにはさせてもらえないと思いますよ。私ならしないもん!UKはEU離脱するのに、60ビリオンユーロ払わないといかんらしい。すっと払えるのかしら?これからもっといろいろ出てきますよ。目が離せません。

目が離せないのはアイルランドも同様。Brexitのおかげで、北アイルランドとのボーダー(Hard Borderと呼ばれてます)が復活する可能性が無きにしも非ずだから。テリーザ・メイは先の手紙で、今まで通り二か国の関係を保ちたいようなことを書いたそうですけど、政治家の言うことなんて信用できない!という人がネットニュースにコメントしてます。わかるな、それ。一番信用できんのは政治家と泥棒よ。それは言いすぎだったですね。すみません。

80年代は北アイルランドのTroubles(トラブルズ)のおかげで、軍のチェックポイントがたくさんありました。税関もありましたし。写真はその頃のかしら?IREが何度も税関や軍のチェックポイントを狙って攻撃してたらしいです。ちなみに、今でもイギリスの軍が、道路でチェックしてることがあります。銃持ってるんで、かなり威圧感あります。何にもしてないけど、なんかしでかしたかも??みたいな気分になるから気持ち良くない。

BREXIT 4
BREXIT 5

1988年のGood Friday Agreement (聖金曜日協定)のおかげで、チェックポイントが無くなりました。(税関は1993年に無くなった。EU加盟国だから)自由自在に北と南が行き来できる。おかげで、南からのバスツアーで北へ行っても、電車で北へ行っても、パスポートを見せなくていいわけです。長楽ちんなのですよ。それが、Brexitのおかげで、昔のようになるんではないか、と懸念されています。

BREXIT 6
そうなったら面倒くさい!

私のようにたまに北に行く人はいいですよ。でも南から北へ、北から南へ働きに行く人もたくさんいるわけですよ。そういう人にとっては、ハードボーダーがまた出来たら毎日税関を通らなくてなならない。どうせ並ぶだろうしね。朝からそんな時間はないわ~ですよ。ビジネスにも悪影響ですよ。通るだけでえらい時間かかるだろうし。ボーダーの街、モナハン州(南)では90ほどある道路が全部ハードボーダーによって封鎖されるかもとニュースで言ってましたしね。

ボーダーだけではない。BrexitのおかげでAmazonで買ったら、関税がかかるようになるのが私は嫌だ。かなり自己中な意見ですが。今は20ポンド以上ならアイルランドに送ってもらうのでもフリーデリバリーが選択できるんですよ。関税もかからない。だから、買った物の値段だけがユーロに換算されて請求されている状態。おかげで結構Amazonで買ってるし。アイルランドに配達できないものもあるけど(バッテリーが入った時計とか液体などはだめよ)。それもあと2年間だけですわ。今のうちに欲しいもの、買っとかなあかんわ!

でもどうなんだろう。。。UK's 1949 Ireland Actには、UKに住むアイルランド市民は外国人として扱われないって書いてあるそうなんですよ。それもあって、アイルランドとUKの行き来がとても楽だったのですよね。それなのに、ハードボーダーができるのかしら???EUとの交渉もこれからですし。。。どうなるか、見守るしかありません。

そんな中、こんなメールが昨日届いていました。

BREXIT 1

ライアンエアー、何でもビジネスにするわね~。素晴らしいマーケティング力!

そしてこちら。アイルランド人が気分を害しました。

BREXIT 1(www.thedailyedge.ieより切り抜き)

イギリスの新聞、Guardianの新聞の一面に問題あり。ドネゴールとキャバン州の一部がUKになってるから!ドネゴールとキャバン州、返せ!と言われていました。パズル上、しょうがなかったんでしょうけどね。それにしても、みんな細かいところまで、ちゃんと見てるねえ~。と私は感心しました。


それでは今度こそ。。。来週月曜日にお会いしましょう。ちなみに、間違いがあれば、コメント欄にご指摘願います。


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ダークな過去を持つ男、Martin McGuinness (マーティン・マクギネス)、亡くなる

セント・パトリックスデー週末のことを書くつもりでしたが、急遽変更します。

今朝、France 24(ニュース番組)を見ていたら、元IRAの司令官&元北アイルランド(自治政府)副首相のMartin McGuinness (マーティン・マクギネス)が亡くなったというニュースが流れました。66歳でした。

Sky Newsにチャンネルを変えたら、時間を割いてこのニュースを放送していました。

NI 1

昨日の夜亡くなったそうで、新聞の印刷には間に合わなかったようで、どの新聞の一面にも彼のことは載っていませんでした。

亡くなったと聞いて、とうとう亡くなったか。。。というのが私の感想。

病気だったんです。遺伝性疾患、アミロイドーシスだったようです。(タンパク質が臓器の細胞外に癒着する)

病気で副首相を辞任したわけではありません。実際にはCash for Ash scandal (The Renewable Heat Incentive scandal (RHI scandal))と呼ばれるスキャンダルのために辞任したんです。と書くと、彼がスキャンダルを起こしたみたいですが、そうではありません。

元北アイルランド(自治政府)首相 (DUP, Democratic Unionist Party。民主統一党)のArlene Foster (アーリーン・フォスター)が起こしたスキャンダル。Renewable energy incentive scheme (日本語で再生可能エネルギー奨励制度でよいでしょうか?間違っていたらご指摘願います)を、自分がEnterprise, Trade and Investmentの大臣時代に作ったんですよ。その制度をオープンにしていたんですねえ。しかしこの制度に北アイルランドの税金400ミリオンポンド(それ以上ともいわれる)が使われていたというんです。

そのため、彼女は辞任を迫られたのですが、辞任しない!と拒否。彼女を辞任させるにはマーティン・マクギネスが辞任するしかなかったのです。北アイルランドはPower Sharing Governmentですから、どちらかが辞任すれば、片方も辞任というわけだと思います。

その後は選挙だ!となったわけです。しかし、マクギネスは選挙には出ないと発表。健康上の理由でした。この時点で、かなり病状が深刻なんじゃないかと言われていましたが、そうだったようですね。ちなみに選挙では彼の所属するシン・フェイン党がかなりの議席を獲得。DUPと1議席差まで迫ったんですよ。このスキャンダルの影響は大きかったと言えるでしょう。


彼は北アイルランド、デリー(Derry)生まれ。7人兄弟の長男。カトリック。カトリックとプロテスタントのいがみ合いをずっと見てきた人です。21歳までにはセカンド・コマンダーにまで上りつめたやり手。しかし、母親は彼がIRAに入るのを嫌がったそうです。

彼はイギリスの地で、最も危険な男とも言われた時代もありました。IRA時代、1973-1974年にはアイルランド(ROI)の刑務所に入っていたこともありますし、イギリス人兵士を殺した疑いがあるんです。これは数回調査されてましたねえ。でも彼はIRAにいたことは認めても、殺したことは認めてませんでしたけど。

イギリス人兵士だけでなく、過去にIRAに殺されてる人がたくさんいるんです。だから彼が自分で手をかけてなくても、コマンダーだったのだから、指示して殺してるはずだという見解がこちらの人にはあります。

その後はシン・フェイン党所属の政治家となりました。

NI 3

政治家になってからは、平和に貢献もしました。この写真は今までには考えられなかった一枚。握手しましたからね。

NI 2

とは言え、やはりダークな過去は消しきれなかったマーティン・マクギネス。

去年のある日、たまたまウォーキングツアーに参加してたんです。ちょうどパーネル・スクエアーにいたんです。すると、男3人が、私たちの前を歩いて通り去ろうとしたんです。

すると、ツアーガイドの男性が、「Hey, Martin! Howya?」と声をかけたんですよ。手をあげて、こちらを向いて、にこっとして歩き去ったんです。ガイドの知り合いかと思ったら、実はマーティン・マクギネス!まさかパーネルスクエアーで会うなんて思っていなかったので、カメラの用意もできず、慌てて後ろ姿だけ写真に収めたのです。誰が見てもこれがマーティン・マクギネスだとはわからない写真を。。。

そのことをAちゃんに言っても、「ふ~ん、だから?」という、薄い反応。Tちゃんに言ったら、「大嫌い!人殺しよ、あの男は!」と言ってえらい怒ったのですよ。予想外の反応でした。その後、彼女たちの前では彼の名前を出すことはやめました。

こちらでは彼のことを、好きな人と嫌いな人と真っ二つに分かれるんじゃないかと私は思います。やっぱりIRAの元コマンダーですからね。RIP (Rest in peace)と言わない人もいっぱいいると思う。かなり複雑な心境なんじゃないでしょうか。彼の指示で殺されてしまった人がたくさんいると言われてますしね。事実は闇の中ですけど。。。

私は日本人ですし、長く住んでいても、やっぱり北と南、カトリックとプロテスタントの根深い感情は、私には一生かかっても理解できないと思う。理解したと言ったら絶対うそにしか聞こえないだろう。。。

いいこともしてきたけど、やっぱりダークな過去は消せなかったのがマーティン・マクギネスではないかと思う。


ちなみに、ここに書いたことが間違いであるときは、コメント欄にご指摘願います。慌てて書いたので。。。すみません。


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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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