No.14 Henrietta Street (ヘンリエッタ・ストリート)-後編

2階(英語でFirst Floor)をご紹介する前に、No.14に住んでいた人を紹介しときましょう。

この人です。

Lord_Molesworth,_English_School_18th_century
             Richard Molesworth, 3rd Viscount Molesworth。(ネットより)

モールズワース氏はアイルランドの英国軍の最高司令官だった方。この方が1751年から住んでたらしいです。

ちょっと話がそれますが、この人の名前を取ってつけられた道があるんです。このあいだデモやってたところなんですが、ちょうどレンスターハウスの前の道です。知らなんだわ。

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何気に通っていた、Molesworth Street(モールズワース・ストリート) Dublin 2・白い建物、ホテルの前の道です。


ではNo.14の2階といきましょう。まあどんなもんか想像は付くと思いますが。。。


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   一階から地下に降りる階段も怪しい。地下は危なくて行けませんと言われました。残念!

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                登っても大丈夫なのか?

とにかく階段が怪しい。修理はしているんですが、ちょっと補強した程度のようで、足元がふわふわする。手すりを持たないとちょっと怖い。そのため、一人ずつ上がるように命じられた。

先ほどの子供たちにはもちろん無理。一家は2階に行かず帰ったようでその後全く姿を見ませんでした。賢明です。

二階に上がると、天井が。。。

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                 あちゃ~~~。

長年何の手入れもしていない古い家は必ず屋根がダメージを受け、雨漏りし、それが何年も続き(特にアイルランドは雨が多いから)こうなるそうです。

そのため、歴史的または建築的に古い家を救うにはまず屋根を直すことが大事。これだけでそれ以上のダメージを防げるからだ。No.14も例外ではない。屋根を繋ぎ合わせたと言っていました。

私が前に住んでいた、築100年近くする家も雨漏りがひどかったことを思い出した。ちょっとした雨漏りでもなめてはいけないのよね。

二階に上がって一部屋目。

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   日当たりのいい、感じがいい部屋だ。でも天井が。。。

昔の家は本当天井が高いし間取りが広いなあ。しかも窓がでかい。冬は寒いんじゃないかしら?

二部屋目。

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        なぜかあまりうまくない、最近誰かが書いた絵が何枚か置かれていた。

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             昔は素晴らしかったであろう天井。


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               壁の色が何とも言えない。


3部屋目。

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              色使いが何とも言えない。
         
IMG_6280.jpg       
                ここにも怪しい絵が!

IMG_6278.jpg
                床がちょっと平らでない。

実はこの部屋にはらせん階段があったそうです。それを取り外し手床を張り部屋にしたらしいです。そのため床が平らでないのです。
          

4部屋目。

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 ちょっと小さめの部屋。ここにも20人近く住んでたらしい。奥の扉の向こうも小さい部屋がありました。

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            この部屋の天井も。。。荒れてるわ。

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                椅子が悲しげだと思ったのは私だけだろうか?

この部屋の窓ガラスなんですが。。。

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                  波打ってる!

この波を売っている窓ガラスが実はオリジナル。当時は手作りだったためガラスも分厚く、波打つらしい。今の物は薄く、波は打たないのだそうだ。なるほどね~。


各部屋を堪能。とうとう階段を降りる時間。No.14ともおさらばである。その前に2階から上を見上げてみた。

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                ほ~。結構高いなあ。

まだこの上にも部屋があるんですが行くことは出来ませんでした。危ないんですよ。


ヘンリエッタ・ストリートの家がテネメントになったとはいえ、ちゃんとした仕事をして稼いでいる人もここに住んでいたらしい。なので昔の写真を見ると身なりがきっちりした子もたくさん見れるのである。

なぜに???わかりません。


思ったよりもぼろぼろでダメージがひどく、しかも臭いが独特であったNo.14。

この臭いは雨漏りのためにダメージを受けた臭いなんですが、それと同時に生活感、それもちょっと絶望感も漂っている感じがする。やはり陰気ではある。ボロボロだから余計である。

当時の人はどんな風に毎日を思い過していたのだろう。。。想像はできるが、実際の生活は壮絶だっただろうとやはり思わざるを得ない。

トイレだってないしね。庭に穴掘ってしてたらしいから。それも共同で。100人住んでたら。。。不衛生極まりなかったであろう。病気も蔓延したらしいし。

今じゃダブリンの街に住みたがるけど、当時は街に行ったら病気もらうからって行くのを恐れ、お金持ちが郊外に移り住んだらしいですから。ダブリン6のラスマインズ(Rathmines)やラネラ(Ranelagh)が街から逃げて住む先だったようです。


ヘンリエッタ・ストリート。。。

ダブリン・シティーカウンシルがNo.14と道路向かい側のNo.3を2000年に購入。ダブリン都市遺産計画の一環、「ヘンリエッタ道路保護計画」のためである。

家を調査し、修理できるところはしながらも、当時も姿を残しているNo.14。しかしNo.3はダメージがかなりひどいらしく、一般には公開は全くされていません。


No.14が公開されたおかげでダブリナーがヘンリエッタ・ストリートの歴史、そして建物にかなり興味を持ったのではないだろうか。


No.14、訪れてよかった。そんなに昔でない、ガイドブックにはあまり載っていないダブリンの重要な、陰の歴史を垣間見た気がした。


明日はNo.12です。しつこいですね。すみません。。。


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comment

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すごい

昔の建物内って感じですね。
なんか、昔見たテレビのゴーストハウスみたい。
それより、床が抜けそうで怖いかも。笑

ところで、Celtic Pureってミネラルウォーターって
アイルランドでメジャーですか?
最近中国に輸入されてて
良く買って飲んでます。
Sparkling waterのほうです。

Rikorinさんへ

訪れながらもここでたくさんの人とかが病気なんかで亡くなってるはずだから一杯お化けがいるんじゃないかなと思いましたよ。ええ、床が抜けそうなんです。ちらりと隙間から一階が見えたりするんですよ。すごい状態でした。

は~そのミネラルウォーターはダブリンでは見たことないですね。北アイルランドとのボーダー、モナハン県で作られていると先ほどネットで見たので、あのあたりではたくさん飲まれていると思います。

アイルランドの水が中国まで旅しているとは!!!!スパークリングウォーターが中国ではよく飲まれているのですか?

北アイルランド産

ですかー。
中国に進出ですかね。笑

あたしは結構飲みます。
たぶん、上海は欧米人が多いので
需要はあると思います。
ただ、中国人の人はあんまり飲まないかも。

ペリエなんかもありますが高くて。
でも、アイルランドのはクセもないし、お手頃価格で
スパークリングも控えめで結構飲みやすいです。

Rikorinさんへ

すみません、北アイルランドとのボーダー、モナハン県で作られているので南。つまりアイルランド産になります。

中国人はやはりお茶をよく飲みますかね?こちらは本当に水をよく飲みますよ。(コーラとかもよく飲まれていますが)

なるほど、アイルランド産がいけるのですね!ありがとうございます(笑)ちなみに中国に牛肉もたくさん輸出しているはずなのでアイルランド産の牛肉を知らないうちに食べているかもしれませんよ!
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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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