久々!キルメイナム刑務所(Kilmainham Gaol)-後編
2013.11.06.08:17
East Wingの次はWest Wingへ。
暗く、じっとりしている。
狭い。。。そして寒いセル。
イースター蜂起で処刑された14人が処刑前に収容された場所です。セルの上のほうに誰が収容されていたか名前が記されていました。
このツアーでは特別に普段見れないところを見せてくれました。
こちらです。
首つり処刑台。
ここでは4人が首つり処刑されているそうだ。
初めは写真を撮るのをためらったのですが、ブログのため撮ることにしました。撮らせてもらった後はありがとうともちろん言いました。失礼のないようにしないといけませんからね。
ちなみに昔はこの刑務所の前で公開処刑が行われていたそうです。現在綺麗な建物が建ってるけど。。。この辺りには住みたくないなというのが個人的意見です。
その隣には部屋があります。こちらも特別に見せてもらいました。
Condemned Cell of Robert Emmet。
ロバート・エメットが処刑される前日に収容されていたと言われている部屋です。
どんな思いでここに収容されていたのだろう。。。
ロバート・エメットはなぜかあまり知られてませんね?私もここへ来るまで全く知りませんでした。イースター蜂起ばかりに焦点が言ってますけど、この人もイギリスからの独立を夢見て戦った愛国人です。彼については次のブログアップの時にでも知ってる範囲で書きましょうかね。
そして古いセルを見ました。
じっとり、暗くそして寒い。。。
扉が歴史を語る。。。
そして庭へ(Stone Bakers Yard)。イースター蜂起処刑の舞台になったところです。
ガイドさんが熱く語っていました。
こちらが処刑された場所。目隠しして処刑されるシーンは映画「マイケル・コリンズ」で見られますね。
RIP。
ここがジェームス・コノリーが処刑された場所だそうだ。RIP。
余談ですが。。。今回この場所の写真がきちんと撮れ、ブログに載せることができましたが、実は過去に2回撮ったものの、うまくいかなかった経験があります。
一回目はこの場所を撮ったカメラをグレンダロッホの湖のほとりに置き忘れ、慌てて戻ったもののカメラごと誰かに取られました。
2回目は使い捨てカメラで取ったらここの場所の写真だけぼやけて写っていました。
3回目は「これはここの写真を撮るな」と言われていると思い撮らず。そして今回が4度目の正直だったのです。今回は許可が出たな、と思いました。もちろんお礼を言いましたよ。
話を戻して。。。この場所でも4人の若者がリボルバーを持っていた罪でFree State Armyにより1922年11月17日に処刑されています。庭の出口横です。
実は5体目の死体があったそうです。しかし5体目は誰なのか誰も知らないそうです。
ツアーはここで終わり。その後はミュージアムに入り、自由に見学、アイルランドの激動の時代と刑務所の歴史が垣間見れます。
ジョョセフとグレースの結婚指輪。
有名な写真の一つ、マイケルコリンズ。
が写真で持っているのがこの杖。
1924年閉鎖。ゴミが閉鎖を物語る。
何気にミュージアムに置いてあった郵便ポスト。イギリス支配下当時はこの郵便ポストが使われていたと歴史グループのおばちゃんが教えてくれた。
う~ん。。。
しかし、独立後、こんなん使うの嫌!ということで郵便ポストは緑に塗られ、紋章を取り外したと歴史グループのおばちゃんがこれまた教えてくれた。
しかしめんどくさくなり、紋章を外さず緑に塗っただけのポストが存在したとも教えてくれたのです。
その矢先!
街で発見!めんどくさくて緑に塗っただけの郵便ポスト!おばちゃんの言う通り!
めんどくさくて今もそのまま使ってる?Westmoreland Street, Dublin2(ウェストモーランド・ストリート)にあり。現在周りは工事中。
ツアー後、みんなでヒルトンホテルへ。しかし私をみんな無視するのである。ただの旅行者が来たくらいにしか思われてないのが良く分かったし、
「お前みたいなアジア人に何がわかる?」
とでも言いたげである。仕方ないので隣にいた60代の、日本に行ったことがあるというおっちゃんと話した。
もちろんこの年代だから歴史には詳しいだろう。でもこのおっちゃん、キルメイナムに一度も来たことがないというのだ。
???あり得ない。
と思ったが、この年代にとってはやはりビミョーなのかしらね、歴史的に。。。とりあえずツアーの感想を聞く。すると、
「イースター蜂起に焦点が当たり過ぎ。片方の意見しかこのツアーでは言ってない。大半のアイリッシュはイースター蜂起なんて関わりたくなかったんだよ。」
それは知ってるけどね。でもこの処刑から世間の意見が変わったのも事実だわよ。
でも私はダブリンの歴史って面白いと思うんです、いろんな意味で。歴史を知ることでアイリッシュの考え方が理解しやすくなると思うのよ。あ~こっからこうで現在こうね、なんて。
それを言うとおっさんはダブリンの歴史なんて面白くないと言い、日本の歴史のほうが
Sophisticated。
と言うではないか。どういった点から言っているのか私にはさっぱり。
「どの点が(Sophisticated)ですか?」
と聞いたからか、「こいつと話しても無駄」と思われたようでその後話をしてくれなくなったおっちゃん。
帰宅後、この話をAちゃんにしたところ、
「歴史グループは変な人が多いのよ。その中に入ってるあんたも変だけどね。」
そんなこと真剣な顔してわななくても本人が一番わかってる。
お知らせ。。。明日から日本へ2週間ちょっとほど帰国しますのでブログはお休みとさせていただきます。ブログ再開は25日を予定していますのでよろしくお願いします。
ダブリン、寒くなってきました。ダウンコート着てます。ヒーター毎日入れてます。日本に帰ったら暖かくてかえって風邪ひきそうで怖いです。
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暗く、じっとりしている。
狭い。。。そして寒いセル。
イースター蜂起で処刑された14人が処刑前に収容された場所です。セルの上のほうに誰が収容されていたか名前が記されていました。
このツアーでは特別に普段見れないところを見せてくれました。
こちらです。
首つり処刑台。
ここでは4人が首つり処刑されているそうだ。
初めは写真を撮るのをためらったのですが、ブログのため撮ることにしました。撮らせてもらった後はありがとうともちろん言いました。失礼のないようにしないといけませんからね。
ちなみに昔はこの刑務所の前で公開処刑が行われていたそうです。現在綺麗な建物が建ってるけど。。。この辺りには住みたくないなというのが個人的意見です。
その隣には部屋があります。こちらも特別に見せてもらいました。
Condemned Cell of Robert Emmet。
ロバート・エメットが処刑される前日に収容されていたと言われている部屋です。
どんな思いでここに収容されていたのだろう。。。
ロバート・エメットはなぜかあまり知られてませんね?私もここへ来るまで全く知りませんでした。イースター蜂起ばかりに焦点が言ってますけど、この人もイギリスからの独立を夢見て戦った愛国人です。彼については次のブログアップの時にでも知ってる範囲で書きましょうかね。
そして古いセルを見ました。
じっとり、暗くそして寒い。。。
扉が歴史を語る。。。
そして庭へ(Stone Bakers Yard)。イースター蜂起処刑の舞台になったところです。
ガイドさんが熱く語っていました。
こちらが処刑された場所。目隠しして処刑されるシーンは映画「マイケル・コリンズ」で見られますね。
RIP。
ここがジェームス・コノリーが処刑された場所だそうだ。RIP。
余談ですが。。。今回この場所の写真がきちんと撮れ、ブログに載せることができましたが、実は過去に2回撮ったものの、うまくいかなかった経験があります。
一回目はこの場所を撮ったカメラをグレンダロッホの湖のほとりに置き忘れ、慌てて戻ったもののカメラごと誰かに取られました。
2回目は使い捨てカメラで取ったらここの場所の写真だけぼやけて写っていました。
3回目は「これはここの写真を撮るな」と言われていると思い撮らず。そして今回が4度目の正直だったのです。今回は許可が出たな、と思いました。もちろんお礼を言いましたよ。
話を戻して。。。この場所でも4人の若者がリボルバーを持っていた罪でFree State Armyにより1922年11月17日に処刑されています。庭の出口横です。
実は5体目の死体があったそうです。しかし5体目は誰なのか誰も知らないそうです。
ツアーはここで終わり。その後はミュージアムに入り、自由に見学、アイルランドの激動の時代と刑務所の歴史が垣間見れます。
ジョョセフとグレースの結婚指輪。
有名な写真の一つ、マイケルコリンズ。
が写真で持っているのがこの杖。
1924年閉鎖。ゴミが閉鎖を物語る。
何気にミュージアムに置いてあった郵便ポスト。イギリス支配下当時はこの郵便ポストが使われていたと歴史グループのおばちゃんが教えてくれた。
う~ん。。。
しかし、独立後、こんなん使うの嫌!ということで郵便ポストは緑に塗られ、紋章を取り外したと歴史グループのおばちゃんがこれまた教えてくれた。
しかしめんどくさくなり、紋章を外さず緑に塗っただけのポストが存在したとも教えてくれたのです。
その矢先!
街で発見!めんどくさくて緑に塗っただけの郵便ポスト!おばちゃんの言う通り!
めんどくさくて今もそのまま使ってる?Westmoreland Street, Dublin2(ウェストモーランド・ストリート)にあり。現在周りは工事中。
ツアー後、みんなでヒルトンホテルへ。しかし私をみんな無視するのである。ただの旅行者が来たくらいにしか思われてないのが良く分かったし、
「お前みたいなアジア人に何がわかる?」
とでも言いたげである。仕方ないので隣にいた60代の、日本に行ったことがあるというおっちゃんと話した。
もちろんこの年代だから歴史には詳しいだろう。でもこのおっちゃん、キルメイナムに一度も来たことがないというのだ。
???あり得ない。
と思ったが、この年代にとってはやはりビミョーなのかしらね、歴史的に。。。とりあえずツアーの感想を聞く。すると、
「イースター蜂起に焦点が当たり過ぎ。片方の意見しかこのツアーでは言ってない。大半のアイリッシュはイースター蜂起なんて関わりたくなかったんだよ。」
それは知ってるけどね。でもこの処刑から世間の意見が変わったのも事実だわよ。
でも私はダブリンの歴史って面白いと思うんです、いろんな意味で。歴史を知ることでアイリッシュの考え方が理解しやすくなると思うのよ。あ~こっからこうで現在こうね、なんて。
それを言うとおっさんはダブリンの歴史なんて面白くないと言い、日本の歴史のほうが
Sophisticated。
と言うではないか。どういった点から言っているのか私にはさっぱり。
「どの点が(Sophisticated)ですか?」
と聞いたからか、「こいつと話しても無駄」と思われたようでその後話をしてくれなくなったおっちゃん。
帰宅後、この話をAちゃんにしたところ、
「歴史グループは変な人が多いのよ。その中に入ってるあんたも変だけどね。」
そんなこと真剣な顔してわななくても本人が一番わかってる。
お知らせ。。。明日から日本へ2週間ちょっとほど帰国しますのでブログはお休みとさせていただきます。ブログ再開は25日を予定していますのでよろしくお願いします。
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