貴重だよ、全員集合!National Transport Museum in Howth

皆さん週末はいかがでしたか?

土曜日は午後3時近くまで晴天だったんですよ。街へ買い物に行こうと決めていたんですが、突然朝イタリア人のANさんから連絡が入り、お友達のスペイン人のCさんと北の港町、ホウス(Howth)へ行くと言うので一緒に連れて行ってもらいました。

みんな考えることは同じでホウスに午後12時に着くと人がどっさりおりました。港を歩いて、ごはんを食べて。。。魚を買って帰る予定だったのですが、まだ午後2時ちょっと過ぎだったため、魚を買う前にCさんのお勧めのこちらへ行くことにしました。

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このミュージアムの存在は知っていましたし、ホウスにあるのも知っていましたが、どの辺にあるのか全く知らず。Cさんに連れて行ってもらったんですが。。。すごいところに存在しました。

まずホウス駅を出て右に歩きます。港とは逆方向へ歩くということです。7分ほどで左手にこちらの看板が見えます。

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ここが入口。

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お城の敷地内にあるとCさん。変なところにあるもんだと思った私。

門を通り、まっすぐ歩きます。5分ほどすると右手目の前にお城が見えてきます。

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教会も兼ねていたのか、壁に十字架が彫られていました。この教会を右手に曲がり、歩くこと数分。左手に見えますのが、

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National Transport Museum!!!

この倉庫みたいなのがミュージアムだとCさん。看板も出てるから間違いない。一瞬自分の目を疑ったが、やはりここがミュージアム。

早速入口へ。入場料を受付のおじさんの払う。大人3.50ユーロ。子供2ユーロ。家族(子供5人まで)9ユーロ。私たち大人3人で9ユーロでした。

中に入ると、所狭しとバスやバン、軍の車両がぎっしり所狭しと置いてあった。どれもレトロである。そう、このミュージアムは昔アイルランドで活躍した車両がたくさん展示されているのである。

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オイルと機械の匂いが漂う。古い車体は綺麗に塗料を塗りなおされているものもあれば、そうでないものもあった。

それもそのはず。実はここ、国や個人企業からの寄付を一切受けていない、完全チャリティーなのである。車両好きの方がボランティアで経営しているのである。実はANさんとCさんの共通のお友達も昔夏だけチャリティーで受付をしていたらしい。

それでは車両の一部をご紹介しておきましょう。

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ギネスのトラック。これでケグを運んでいたのね。

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入口入ってすぐ右側にある消防車。写真と共に説明もされている。ああ~古い車両ってかっこいいわ~。

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奥に展示されていたかっこいい昔のトラム。綺麗に塗装されている。

中に入ってみた。

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一階。椅子がきれいなってる!

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2階。こちらも椅子がきれいになってる!

昔のトラムのほうがかっこいいと思うな。Cちゃんも今のトラムはモダンすぎてデザイン的に面白くないと言っていた。何でもモダンにすればええってもんじゃないという感じか。

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レトロいろいろ。

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昔の車両の写真と共に、地域ごと(ダブリン、コーク、ベルファストなど)に説明がなされていました。

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昔の緑ダブリンバス。おお!今は亡き(爆破されたから)ネルソン・ピラーの表示だよ!!!これは貴重だ。http://inutomchan0105.blog127.fc2.com/blog-entry-911.html

そしてここでの目玉はこれでしょう。素敵なトラムです!(ホウストラム)

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すっかり綺麗にされています。

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トラムの後姿。

このトラム、現在もイベントなどに駆り出されているそうな。皆さんの中にも見たことがある方が見えると思います。私はこのトラムを去年見てます。http://inutomchan0105.blog127.fc2.com/blog-entry-983.html

写真に写っていませんが、運転席は中にあるのではなく外。ちょうどらせん階段の下にあります。ということはどんな天気であろうが外で運転するわけです。

雨と強風の寒いアイルランドの天気の中をです。

ちょうどメカニックの70過ぎくらいのアイリッシュおっちゃんがいたのでお話をうかがっていたんです。すると、トラムの元運転手さんを知っているそうでこんなお話を聞かせてもらいました。

凍えるほど寒い日の夜はトラムが凍り付かないよう、夜中にひとりで出て行き、トラムを動かしていたらしいです。もちろんその仕事のお給料は出ません。無料奉仕。自分の仕事とトラムに情熱をかけている人のやることやな、すごいな~と感心。今の世の中そんな人は何人くらいいるのだろう。たぶん「金払え!」というやつがほとんどかもしれない。


このミュージアム、見てくれや展示の仕方にかなり問題がある。それにこの存在を知っている人も少ないんじゃないだろうか。

そこでCちゃんがなぜもっと宣伝しないのか?と受付のおっちゃんに聞いてました。しかしやはりちゃんとしたミュージアムにするとかなりお金がかかるらしいし、ボランティアなので無理みたい。

メカニックのおっちゃんの話では数年前ロンドンとグラスゴーのトランスポートミュージアムの関係者、彼らボランティアそしてアイルランドのミュージアム建設にかかわる人たちのミーティングがあったそうな。しかしそのミーティングでミュージアム建設関係者たちが

「アイルランドにトランスポート・ミュージアムはいらない」

と言ったらしく、しかも建設費用が約5ミリオンユーロするらしく、却下されたそうな。そのためボランティアでこのような形でやるしかないらしい。

超典型的アイルランド。

そう思った私。歴史が好きなんで観光名所やらウォーキングに行く事が多いが、目に付くのがアイルランドは最近観光に力を入れていてビデオを作ったりして一生懸命宣伝してるわりには、観光地などの扱いがいい加減なことがあるところである。

例えばミュージアムなどの表示がちゃんと設置してなかったり、小さい過ぎて見えない。またはボロボロだったり、宣伝リーフレットがなかったり、英語のみの説明しか用意されてなかったりするところが多いのだ。

また開館が夏の決まった時期だけでしかも数時間のところもある。客を呼びたくないんだなと思ってしまうようなところもある。カウンシルはいったい何をしているのかと思ってしまうこともある。

このミュージアムもしかり。アイルランドにこういうミュージアムがあった方がいい。しかもこんな倉庫ではなくちゃんとした建物で。ケルティックタイガー時代前から状態は変わってないらしい。本当に悲しい限りだ。政治家も興味がないと見た。なんせ大金かかるし、維持費もかかるし、ミュージアムを作っても元が取れないと見込んでいるからであろうか。

そこで私がメカニックのおっちゃんにこういった。

「ボノが(5ミリオンユーロ)払えばいいんだよ。」

するとCさんが、「そうよ。アイルランドに税金払ってないんだから払うべきね。」(彼らの会社は税金対策のためオランダにあり、アイルランド人に非難されている)と言った。超納得である。

しかしおっちゃんは苦笑いしてましたわ。


とにかくこのミュージアムの状態は何とかしたくなる。しかしどうすることもできない感がボランティアの人たちに漂っていた。

それは別としても、すべての車両にはそれぞれの歴史があり、それを車両を見ながら感じられる。大変興味深い。男の子供ちゃんはこういうの好きなんじゃないかなあ。

アイルランドに生まれていなくてもアイルランド人レトロ感覚になれるミュージアム、私はそんなレトロで歴史がいっぱい詰まった貴重なナショナル・トランスポート・ミュージアムが好きだ。まだの方はぜひ一度訪れてみてください。


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アイルランド訪問予定

こんにちは、ティファニーさん。お気に入りのフナッシーシリーズでヒットしている様子ですネ!(´∀`*)

今回の「National Transport Museum.」はとても興味が湧きます! 是非、訪問してみたいと思います!! 私は10月初旬にアイルランドへ訪問する都合で旅行社へ手配を始めました。、、、が、ティファニーさんは10月に日本に帰国の予定があるとの事ですよね。 ガ━━(;゚Д゚)━━ン!! お会いできることを楽しみにしていたのですがどうしたら良いでしょうか!!! 入れ違いになる可能性が発生するのでしょうか??? メールしても宜しいですか?

money@さんへ

10月初旬ということは。。。入れ違いになりそうですね。私は9日から27日までおりませんが、どれくらいの予定でこちらに滞在されるのでしょうか?もしこの期間以外でアイルランドに滞在されるのであればこのサイトに出ているメールをお使いください。
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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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