「海外で暮らすティファニーはすごい」ということはない


「一人で海外行ったんやもんねえ。働いとるんやもんな。すごいなあ~。」

日本に帰ると必ず一人はこう私に言う。日本を離れて15年以上であるが、いまだにである。

今回もまた言われたのであるが、言った人というのは高校のときの同級生Cちゃんである。

Cちゃんとは8年ぶりくらいであろうか。私がこちらに来ていることは知ってるという程度である。私も彼女の状況をまったく知らないのでキャッチアップするのがとても楽しみでした。

帰るたびに会っている高校の同級生のHちゃんもこの日は同席。3人で午後5時半から、Hちゃんが予約してくれたベビーフェイスというところでご飯を食べることに。ここは量が多くてお値打ち。しかも個室なのでキャッチアップにはもってこいでした。

一人1900円ちょっとで食べれるセットメニュー(サラダ1品、メイン一人ずつ、デザート一人ずつ)、飲み物付きを頼みました。

JAPAN 1
シザーサラダ・生ハムと半熟卵乗せとオムライス。そのほかにピザと和風パスタも頼みました。めんどくさくなったのですべての料理の写真は撮っていません。

久々ミックスジュースを飲みましたが。。。むちゃくちゃうまいね~。これを飲むと日本って気がするなあ。小さいころしょっちゅう喫茶で飲んでたなあ。

JAPAN 2
デザートも山盛り。最後は満腹で死にそうでした。こちらも日本って気がする、私の中では。


みんなの話を聞いていたけど。。。いろいろあるわ、やっぱり。

Hちゃんはお姑さんがかなり意地悪で苦労してるんです。お姑さんはこれは前から知っていましたけど、状況変わらずでした。まだ(おばあさん)生きとるんやね、と言ってしまいましたが!子供の養育費にやはりお金がかなりかかるた、がんばってパートにも出てます。

そしてCちゃん。彼女は若いころ、子供がない親戚のご夫婦のところへ孫娘として養子に入っているんです。そのため、結婚した後はこのご夫婦の家の敷地にある離れの小さな家に住むことに。

数年前おばあさんが亡くなったので、おじいさんの食事と洗濯を毎日しているそうである。おじいさんは田んぼや畑も持っているのでそのお手伝いも必ずしているらしい。やはり子供が二人いて、養育費がかさむのでパートに出ているそうだ。

高校時代、Hちゃんは数学が、Cちゃんは英語が大得意で、私よりずっと成績も良かった二人。そのことを言うと二人に言うとCちゃんが、

「え?私ってそんなに英語よかった?うれしい~!ティファニーちゃん、もっと言って~!ほかに何かない?もう誰も褒めてくれやんで褒めてもらいたい~!」


これだけ毎日家事や仕事をがんばってこなしているのに、誰からも褒められず、「当たり前」として彼女の普段の行いが闇に葬られているのが現実。そしてそれは彼女たちだけではなく、ほとんどの主婦がそうであろう。そんな状況と私がいる状況を比べたらやはり私のほうがすごいと思ったのではないだろうか。それに私たち世代では、やはり仕事をやめてまで海外へ行き、英語習得というのは普通ではなかったというのもあるだろう。

しかしだ。

彼女たちの家事や仕事をがんばって毎日こなし、子供たちを一人前にするというのも実はすごいと思うのだ。なんだか自分が独身という立場をいいことに、毎日ちゃらんぽらんで過ごしている気がして実は恥ずかしかった。私のことをすごいといったCちゃんと同意したHちゃんにこう言った。

「私はぜんぜんすごくない。ただ運がよかっただけやよ。二人だってすごいやん。毎日大変屋と思うわ、家事と仕事の両立してるしさ。」

海外にいるからって、夢のような生活をしている人はほんの一握りだと思う。それに海外にいるからこそ嫌な目にもあう。どこの世界にいてもいいこともあれば悪いこともあるのである。海外在住者がすごいということはない。住もうと思えばお金がある程度あれば誰でも(短期間でも)住める時代。住んで何をしているかのほうが重要ではないかと私は思う。

私の声が届いたかどうかはわかりませんが、Cちゃんからこんなメール届いており、こんな一文が書かれていました。

自分だけが辛い思いしてるなんて考えないでみんなも色々な事情を抱えていることがわかり改めて"頑張ろう…゛って思った。」


次回も必ず会おうと約束して午後11時半にお別れしました。6時間も店にいた私たち。いろいろあるのが普通。私なりにがんばって生きるしかないと思いました。



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No title

私も日本に帰る時に、同じように元同僚やら学生時代のお友達とアップデートしあうのですが、誰もスゴイと言ってくれません(笑)。「類友」なのか半分ぐらいが海外就職をしたり、海外に出向を何年もしたりという人が多いからなんです。。。でもお互いに海外生活あるあるの話題で盛り上がれるし、下手に気を遣わなくてもよいのがいいかなあ。

海外でも日本でもそれぞれに生活があって、海外にいる私たちは「日本いいなあ」って思うし、日本にいると「海外いいなー」なんてことあるでしょうし、きっと隣の芝生は青く見える的なものかも。

どちらにせよ、長く海外に出ていても、日本ですぐに会えて談笑できる仲間を、お互いにたいせつにしたいですね!

先駆者さんへ

先駆者さんの周りにたくさんそういう方がいらっしゃるからですね。実家は田舎なんで、そういう人はあまりいないんですよ。だからです。(笑)

おっしゃるとおり、隣の芝生は青く見えるので、ついつい人の生活がうらやましく思いますよね。でも実際はきっとそうではなく、いいところだけを自慢げに言っている可能性もあるので、自慢が多い人の話は半分に聞いておくことにしています。

とにかく日本で心を開いてすべてを話せる友達がいて私は幸せだなと思いました。こういう関係の友達は自分にとっての宝物です。

ご無沙汰しています

こんにちは ティファニーさん、

ダブリンへの無事のお戻り何よりです。日本に帰るたびに会う高校時代からのお友達、また何でも話せるお友達がいるのは素敵なことですね。これもティファニーさんのお人柄なのでしょうね。

私は日本とアイルランドにしか住んだことがないので、他の国の事情はわかりませんが、日本は女性にプレッシャーがかかる国だな~とアイルランドに来てから実感しました。女性が家のことを見るのが当たり前、という風潮があるというか。仕事もして家事にも手を抜かない日本のお母さんはスーパーウーマンですよね!

でも私はティファニーさんもすごいと思います。単身でアイルランドに来て、こちらで生活の基盤を築き頑張っていらっしゃるのですから。

Cちゃんからのメールの一文、彼女の素直なお人柄が表れている気がしました。お互いに励ましあって精進できるお友達がいるってありがたいことですよね。

私もこの記事から元気をもらいました。ありがとうございます。

Junksさんへ

こちらこそ!お久しぶりです。

私も日本とアイルランドにしか住んだことがないのですが、日本は女性にプレッシャーを与える国であるなと私も実感してます。帰るたびに思いますし。

それにすぐ人をカテゴリー別にしているところもあるし、年齢によって大半のところを決めてしまっているところもありますよね。(その件については後日)

こちらにいるとそういうことからのしがらみから開放されるのでとても気楽ではないですか?人のことを気にしないでもいいし!ラッキーであったと同時に、たぶん水が私に合うんだと思います。きっとJunksさんも同じでしょう。

友達は私にとってはとても大事な存在。これはやはり私が長年、40過ぎても独身だから余計思うのでしょうね。

ちょっと立ち止まって考えてみると、自分がどれだけラッキーなのか良くわかります。それも日本に帰るたびに会う、腹を割って話せる友達がいてのことだと思います。

Profile

ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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