臭い男、いい日旅立ち

覚えていらっしゃいますでしょうか、前に何度も登場した同僚25歳の「臭い男」のことを。

友達と会うと、「あの臭い男は?」と聞かれることもあり、かなり皆さんの印象に残った人物であったことが伺えます。

そんな「臭い男」。


とうとう昨日をもって会社を辞めました。


入社してすぐ輸出課へ配属された臭い男。しかしその後ここ2年ほどで当時臭い男と一緒に働いていた輸出課の同僚4人が全員辞めてしまいました。輸出課に新しく人を入れるも、仕事がおぼつかない新入社員に教える上に仕事が大忙しでてんてこ舞い。そこを何とか切り盛りしていたのが実は臭い男だったのだ。

臭いけど頭が良くて仕事が出来る。

しかし頭がいいからサボるところはちゃっかりサボる。プライド高いから間違えても人のせいにする。自分が輸出課で一番なんでも知っているのを自覚しすぎているため、新しく入った同僚たちにきつく物をいったり見下す。隣に座っている関係の無い私までがハラハラする場面もよくありました。

同僚だけでなく客に電話で怒る。失礼なメールを送ることもあったようで、お客からのクレームがかなり多かったらしく、先日社長がミーティングを開いたくらいだ。

うちの会社は給料が異常に安いため「俺はあと10kはもらえるはず!」と自負していたと人から聞いた。だから給料が高い会社に移りたいと半年以上前から思っていたようである。まだ若いし、ここにず~っといなくてもいいわなあ。

そして2か月前。会計士や同僚の南アフリカ出身のAさんに、

「面接があるんで午後から休みます。」

と言って会社を早退していたらしい。

面接がある場合やはり会社を休んで行くわけですが、こっそり行くんです、普通は。日本と違って有給取るのに会社にいちいち何をするために休むのか言わなくてもいいのがアイルランド。だから何も言わず一日休んだりするわけだ。同僚に聞かれても適当に言えば誰も根掘り葉掘り聞かない。そこがアイルランド人のいいところ。しかし一日休む日が続くと、

あいつ、仕事探してるな。

となりますがね。しかし臭い男は正直に言っていたため、うちの会社では新しい仕事が決まったらすぐ辞めることはみなわかっていた。なので先日仕事が決まったと聞いても誰も驚かなかった。しかしみんなが驚いたのが次の勤め先。

うちの会社の客なんです。しかしこの会社、かなり厳しい会社らしく、辞める人が続出。そのため給料を高くして人を呼び込んでいるのである。さもないと誰も来ないからだ。そんな会社に数年前面接に行ったことがある同僚D君。彼曰く、この会社は

High Turnover rate than McDonald’s.


High Turnoverの意味はここではEmployeeの意味。つまりマクドナルドより従業員の回転率が高いというのである。

D君の話。。。彼の知っている、この会社の元従業員の女性。10年勤めていたらしい。しかしある朝「ミルクを買いに行ってくるわ~。」と言ってオフィスを出たものの、二度とオフィスにに戻ってこなかったらしい。その数ヵ月後6人辞めたそうな。

そんな会社の面接時、D君は面接官にどうしてそんなに従業員が辞めるのか聞いたそうな。するとこう言われたそうな。

「うちの会社は働くのに良い会社ベスト20に入っている。」

質問に答えていない。そこでD君が質問に答えていない回答に一言。

「それ、誰が投票したんですか?」

そんな会社なのでもちろんD君は面接時に断ったらしい。面接に行ってみただけって感じだったようだ。そんな会社へ臭い男が働きに行くわけだ。D君が臭い男に事実を告げるも、

「そんなの嘘だ!」

「たくさんのオポチュニティーがこの会社にはあるんだよ!」

と言い返されたそうな。そこでD君が一言。


「たくさんのオポチュニティーがあるのはそれだけたくさんの人が辞めていくからだよ。」


この会社は他に働きに行くところがなくてどうしようもない時に働きに行くところだと断言する同僚までいる。

とはいえ臭い男は顔の面の皮がぶ厚い男。伊達に実家の隣の家がギャングスターの家という環境で育ってない。私はやつが乗り切れる気がする。とにかくもう臭い思いをしなくて済む。うれしい限りだ。


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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

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