金曜日、早朝、ワイルドキャット・ストライキ(Wildcat Strike)

皆さん、週末はいかがでしたか?

土曜日は天気がコロコロ変わる日でした。いい天気だな~と思ったら、突然の雨。激しく降ることもありました。ティピカルなアイルランドの天気でございました。その代わり、日曜日は一日晴天!ガーデンでビール飲みながら、日焼けしていた人も多かったことでしょう。

今日は先週の金曜日の話をは書きたいと思います。

突然ですが、ワイルドキャット・ストライキ(Wildcat Strike)という言葉をご存じでしょうか?

ケンブリッジのディクショナリーではこのように説明されています。

A sudden strike (= act of refusing to work as a protest) without any warning by the workers and often without the official support of the unions

まさに金曜日の早朝、ダブリンで起こったんです。

何の予告もなく、突然のストライキが!

こちらのバスのストライキがすでに先週24日から行われていました。

BUS 2
バス・エーラン(Bus Eireann) (www.buseireann.ieより抜粋)

私は通勤にここのバスを使わないので関係なし。でも、通勤や通学に使っている人は大迷惑していたのです。

この会社はCóras Iompair Éireann (CIÉ)(政府が経営している)の子会社。アイルランドほぼ全域を網羅しています。北アイルランドにも行きますよ。ダブリンバスとは姉妹会社になります。スクールバスもこの会社が走らせてます。(全学校ではありません)

しかし、ず~っと赤字。今に始まったことではないですけど。特にExpresswayと呼ばれるルート(都市と都市をダイレクト、または少しのバスストップしか止まらないサービス)が全然だめらしい。ちなみに去年は10ミリオンユーロ近くの損失を出しています。額がでかすぎる。。。経営が本当に悪化しているのです。そのため、18か月以内には破産すると言われています。

会社側は経営の立て直しに、従業員のコントラクトを変える、減給、リストラ、ルート変更などを余儀なくされることとなったのです。しかし、それに反対するユニオン&従業員側。経営者側と折り合いがつかず、先月24日からストライキとなったのです。

私には関係ないわ~ダブリンバス使用者やし!と思っていたのですが。。。

金曜日の朝。いつものように家を午前6時45分に出発。ダブリンバスに乗り込み、会社のそばまで行くバスの乗り場まで行きました。

会社のそばまで行くバスが来るまで少し時間があったので、二つ先のバス停まで歩いて戻り、バスを待つことに。運動のため、待ち時間が長ければ、わざとこういうことをしています。

バスが午前7時10分ごろに来るんです。しかし、時間になってもバスが来ず。

「くっそ~。バスドライバー、電話入れて、「病気なんで休みます。」って絶対言ったわ!」

と思っておりました。バスドライバーが急遽休んでも、代わりを立てません。だからバスは来ない。つまりSkipするんですよ。こういう状況はダブリンバスにはよくあることです。

次のは午前7時25分ごろに来るはず。これに乗らないと午後9時までに会社に着かない。遠いんですよ、うちから会社が。私は午後8時半までに入って、前日に同僚が請求書を起こした分を会計システムにトランスファーする仕事を任されているので、これを午前9時までにやってしまわないといけないのですよ。さもないと、「同僚が請求書を起こせない=客が怒鳴る」。だから、最低でも次のバスに乗らないとやばいのだ。

しかし、こちらも来ず。

その上、街から上がって来るはずのバスも来てない。つまり、私が乗るバスは来ないということだ。これはやばい!ダブリンバスApp(アプリ)のリアルタイム時刻表が突如作動しなくなったので、バスが来るのかどうかもわからなくなった。

同僚のAさんにテキストをし、この分では午前9時に会社に着くことは不可能なので、同僚でモルドバ人のA君に、代わりにトランスファーをしてもらうよう伝えてもらうことに。他のバスで街まで出て、ルアスに乗って会社に行くことにしたんです。

電話でずっと話をしていた、私同様バスを待っていた、私と同じ時間のバスに乗る中国人の女性がいるんです。電話の相手に、待っていてもバスが来ないことを告げられたそうで、私たちにバスが来ないから、待っていても仕方がないわよ、と教えてくれた。この時点で午前7時35分。理由は、

バスエーランの人たちが、ダブリンバスのデポでストライキをしているため、ダブリンバスがリリースされてない。


え?そんなことしたん???も~やめてほしい!!!!

慌てて、先に降りたバス停まで戻り(大通りなので、街行きのバスがどんどん来る)、ちょうど来た、街行きのバスへ飛び乗りました。そしてルアスで会社まで行ったんです。

午前8時40分に会社に到着。約2時間かかりました。

すると、同僚たちが、

「よく間に合ったね!」

やら、

「今日どうやって会社に来たの?家から街まで歩いて、そこからルアスに乗ったの?」


やら、

「今朝、ニュース聞いて、ティファニーの事を思っていたわ。どうやって会社に来るのかしらって。」


と言われました。みんな心配してくれるのよ。ありがたいわあ。まあ、私しかダブリンバスの利用者がいないから、よけいなのですがね!

どうも、バスエーランの人たちは、この朝、数か所のダブリンバスのデポでストライキをやったため、ダブリンバスのドライバーさんたちが、彼らを押しのけてまでバスに乗らなかったようなのですよ。結局彼らをサポートした形となったのです。ちなみにダブリンバスだけではなく、アイリッシュレイルも同様。電車もDart(ダート)もほとんど走っておりませんでした。

そのため、ストライキされなかったデポからはダブリンバスが出ていたので、バスが走っているルートと、そうでないルートがあったんですよ。Aちゃんの話では、ダブリンバスのウェブサイトにどのルートが走っているのか書いてあったそうです。でもそんなのチェックする頭もありませんでした。こちらは午前9時までに会社に入らなくちゃ!という思いで一杯でしたから。

しかしこのストライキが予告もなく、突然だったため、この時点でストライキのためにバスが来ないことがわかってない人がたくさんいたと思います。リアルタイム時刻表がないバス停で待っている人は特に!ちなみに、私が待つバス停もありません。

この日のリアルタイム時刻表にはこんなメッセージが出てました。

BUS 3
って、これじゃ何も読めませんね。 "Expect major disruption to Dublin Bus services due to Bus Eireann dispute at Dublin Bus depots."と表示されていたんです。

オコンネルストリートでは、バスを待つ人で人だかりができてました。リアルタイム時刻表ではどのバスが走ってるのか表示されてなかったんで、どのバスが来るかわからず、自分のバスが来るかどうか、一か八か賭けてた人もいたと思うわ。

おかげで、会社を有休を使って休まざるを得なかった人もたくさんいたようです。結局午前10時にはストライキが終了し、自宅に帰る頃には時刻表通りにバスが走っており、バスで無事帰宅することができました。

こんな突然なストライキ、ワイルドキャット・ストライキは生まれて初めてよ。

このワイルドキャット・ストライキ。バスエーランの人たちはWhatsappで事前に予定を立てていたという噂があります。まあそうでしょうね。どこのダブリンバスのデポへ何時に行ってやるか、とか決めてたはずよ。

最近やたらにストライキが多いアイルランド。

おいおい、ここはフランスか???


と言いたくなります。

今回のようなワイルドキャット・ストライキは今後も行われる可能性が大らしい。

ええ加減にしてほしい。世の中には、彼らより低い給料で、早朝から、公共交通機関頼りに仕事に行ってる人もいるんよ。不公平。それに、あたしゃ~年間パス買ってるのよ。なのになんでストライキのおかげで(ダブリンバス関係ないやん!)、ルアス代を払わされなあかん?歩いて会社に行けへん距離よ。ルアス代、2ユーロちょっとやけど、

金返せ!!!

と言いたくなります。

ワイルドキャット・ストライキは失礼極まりない。もう、バスエーランの人たちをサポートせえへん!!!

と言いたくなります。

こんなストライキがない日本って素敵。

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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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