テーブルの脚に膝をぶつけて€20K-の巻

おいおい、ここはアメリカか?

と思う出来事が先週ありました。

昨日は、ここはフランスか???でしたけどねえ。

下の写真のおばはんは、2011年、ホテルのレストランのテーブルの脚に膝をぶつけて、最高裁で戦い、先週、訴えが認められ、20,000ユーロ+裁判費用を勝ち取ったんです。

20k 1
(www.independent.ieより抜粋)

このおばはんの名はアネッテ・オコナー。ダブリン出身。48歳のヘアードレッサー。48歳に見えないわよねえ。50歳半ば過ぎにしか見えやんわ。私より2つ年上なだけやけど、私のほうが、ずっと若く見える自信あるわ。

先日、ヒルウォーカーのおばはんが、ウィックロー・ウェーでこけて怪我して、最高裁で40,000ユーロの請求が却下され、みんな喜んだ話を書いたことは記憶に新しいところ。今回はその逆で、最高裁がこのおばはんの訴えを認める結果となりました。

はっきり言って、このおばはんの写真をこのブログに載せるのは気が引けました。でも、こういうことでお金を勝ち取り、ほくそ笑む(としか私には見えない)人間もアイルランドにはいるのよ、ということで今回は載せることにしました。先週は、ネットや新聞にバンバン顔が出たしね。

このおばはん、The Mullingar Park Hotelというホテルで、2011年の母の日に、友達5人と食事をしたらしい。テーブルに着く際、テーブルクロスでテーブルの脚が隠れて見えなかったらしいのですが、そのことを事前にレストランのマネージャーに忠告されなかったため、膝をぶつけたらしい。痛みが走ったらしいですが、そのまま食事したんですって。(食えるってことは、それほど痛くなかったんと違うか?と思ったけど)

その後は部屋にホテルの従業員さんがアイスパックとドリンクを持って来て、痛みを癒してくれたらしいです。その後、ダブリンに戻り、地元の病院で診てもらった結果、筋痙攣と診断。(自力で帰宅できたってことはそんなに痛くなかったんと違うか?と思ったけど)お蔭でヘアードレッサーとしての仕事に差し支えたというのである。(どれだけの間、仕事につけなかったのか知りたいが不明)

最高裁で訴えを認めた裁判官に、ネットでは批判が多く書かれていました。もちろんおばはんにもですよ。私もこの判決は納得いかないですね。ある人は、ネットでこんなことを書いていた。

「テーブルには脚があるものだ。脚がないテーブルなんてない。自分の不注意で怪我したことを、人のせいにするなんて。ここはアメリカ?」

ごもっともだ。

アイルランドでは、こういうクレームが結構多いらしい。そして、判決では、こういう人間の言い分を認めることが多いと聞きます。昨日は、ダブリンバスドライバーにゴミを拾わなかったことを注意され、その上罵られたと、75、000ユーロの名誉棄損で訴えたお姉ちゃんは、裁判で負けてましたけどね。訴えてる額もどうなんかと思うわ。

今回の裁判の結果を受けて、こういうおばはんのような人間(Chancerと言えるでしょう。日本でいうクレーマーのひどい奴って感じ?)が、これからもっと増えるでしょう。膝ぶつけただけで大金が手に入るんよ!一攫千金じゃないけど、狙うバカがいっぱい出てくるって。

しかし、こういうやつのおかげで、レストラン側の払っている保険が値上がりするんです。もうすでにこの4か月で200%から400%も値上がりしている保険があるらしい。小さいカフェなんて払ってられないという話。

ということはだ。この値上がりが、メニューに響く。つまり、ご飯が値上がりするのである。そうなると、私たちの財布にも響く。そうなると足を運ばなくなることにつながる。となると、レストラン側は儲からなくなる。そして倒産という運びになる。

大袈裟???

そんなことないと思うわ。

この裁判の結果を受け、Aちゃんが一言言った。

「簡単に手に入った大金で、幸せは買えないわよ。」

でも上の写真を見る限り、ほくそ笑んでるから、幸せを買ったようなもんちゃうの???と思った私。

しかし、これだけネットで顔も名前も、大まかな住所も出てるので、ネット上だけでなく、近所の人や、道ですれ違う人、パブなどの公共の場で会う人々に、思い切りバッシングされるのは目に見えてる。アイルランドは狭い国やしねえ。

このおばはんの勤めている美容室には行きたくないという人も出てくるだろう。またはその逆で、わざと行って、散々おばはんにクレームつける奴がいるかも!かえって訴えられたりしてね。おばはんに寄って集って、お金をせびるやつもいるだろうし、泥棒に狙われるのは目に見えている。

Aちゃんの言っていることは、長い目で見たら、当ってるかもしれない。

これからレストランやカフェ側は、レストランの入り口に警告を貼らないとやばいですね。何があっても、うちでは責任取りませんと書いて貼るとか。とにかく、テーブルクロスを使用するレストランやカフェは、この国から無くなるでしょう。

だんだんアメリカナイズされてきているアイルランド。あんまり好きじゃないわ。


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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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