変装し、U2を待つコンサート前日のお話

皆さん、週末はいかがでしたか?

私は先週のブログに書いた通り、U2を見に行ってきました。と、いきなりコンサートのことを書いてもなんなので、コンサート前日のことを書きます。いつものように話が長いですけど。


英語を習う場所として私が選んだダブリン。そうさせたのはU2。U2のために移り住んだといったら言い過ぎですけど。でもそれくらい好きだということです。コンサートがダブリンやアイルランドで行われるたびに、

「ダブリンに住んでてよかった。」

と思うのです。そしてコンサートに行くのを楽しみにするわけです。しかし今回はちょっと違いました。あんまり楽しみにしてなかったのです。それはブログにもちらりと書きましたので、なにかあったんだな、と察しがついていると思います。その「何か。」ですが、それは、

1)Pitchのチケットじゃない
2)座席で、しかもAちゃんとかなり離れて座ることになってしまった
3)私よりU2ファンじゃない友人たちがPitch2(Pitch1より舞台に近い)のチケット持ってることにじぇらし~


もうこの3点だけで、どんより心が沈んでおりました。1)&2)は自己責任ですけど。

全然楽しみじゃなかったんです。何のコンサートでも大概そうなのですが、Pitchの方が雰囲気がいいんです。私は背が低いので舞台がよく見えないのですが、それでも嫌な奴が横に来たらすぐ移動できるし、見えるところに移動できる。踊れるし。

座席は下手すると後ろの人が座って見たい人だと、立ってみてると座らされるから嫌なんですよ。それにスタジアム級になると、スクリーンの画像と音のずれが出てくる。座席なんていらん!だったわけです。世の中、チケットが手に入らなかった人が山ほどいたのに。贅沢者と言われたら「はい、そうです。」と同意するしかない。

今回はチケットを取る前の段階からこうでした。

I fecked up every opportunity.

そしてそれはこの先も続くのであった。

コンサート前日。

Aちゃんが午後8時前に帰宅。そしてこう言ったのです。

「U2,今クローク・パークで練習してるわよ。もし行きたかったら、今から車で連れてってあげるわよ。」


帰宅途中に聞こえてきたらしい。すっかりパジャマに着替え、The Keepersの続きを見ていた私。どうしようかな、今らか行ったところで、もう終わってると思うけどなあ~などと考えたのですが、やっぱり連れて行ってもらうことに。ひょっとしたら、リハーサルを終えたU2のメンバーが、クローク・パークを出るところに遭遇するかもしれないしね。Don't meet your heroっていうから会いたくないとブログでも言っていますが、会えるんなら会いたいというのが本音です。

Great Ireland Runでもらった半袖Tシャツとレギンスという、ランニングギアに慌てて着替えて出た私。(なぜその服装かは聞かないでください)しかもこの日は寒く、ジャケットが必要だったはずなのに、持たずに出たあほうな私。Aちゃんも薄い長袖のブラウスのみ。二人とも、一体何を考えていたのであろう。

クローク・パークに着いた。車から見たら、えらい人だかりになっていた。

IMG_1832.jpg

慌てて横の路地に入り、車を停車し、走ってクローク・パークの入口へ。Aちゃん曰く、ここ(Jone's Road)からアーティストは普通出入りするらしい。

IMG_1834.jpg

到着したときには何の練習もしておらず。マイクのテストだけしている状態でした。それでもファンは待っている。寒い中を。中には毛糸の帽子とマフラーをしている女性もいた。もちろん彼女はアイルランド人ではない。(この時期に、そんな恰好をしているアイルランド人はいないのが普通)

IMG_1835.jpg

バスが停まっているのが見えるでしょうか?これに乗って帰るのかなあなどと期待。でも出てきて乗り込むのはエンジニアらしき人たちだけ。そして同じタクシーが、コンサートで働く人たちを乗せ、何度も往復しているのみ。

セキュリティーのおっちゃんたちは、

「さあ、みんな帰って!リハーサルはしていないんだよ。U2はいないんだよ。」

「帰らないと今から警察呼ぶから。」

呼んでもらおうやん!と(小声で)言っていた私。写真からもおわかりのように、警官の姿が全くなし。これはちょっとおかしいね、とAちゃんと言っていたんです。普通はいるはずだから。世界的に有名なスターたちが帰るときに、警官の警備がないって変でしょ?しかもこのご時世で。この出入り口からは出ないのか?

「帰らない人は今から電話番号を控えるから。ファンクラブに言ってチケットを取り上げてもらう!」


と脅し始めた。(そんなことできないけどね)強面の人たちが新たに加わり、帰る人も出た。しかし私たちは待った。大半の人たちも待った。すると、突如として演奏が始まったんです!リハーサルした曲は、



大好きなんですよ、この曲!この曲が聞けただけでも大満足だった私。

「なにがU2いないや!」

大嘘こきもいいとこ。それにしても待てど暮らせど、肝心のU2のメンバーが出て来やん。「あんた同じダブリナーやん。ボノに中で何やってるのか電話して聞いてよ。」と言った私。するとAちゃんがこう言った。

「今らかボノに電話して、中でピ―ス(Peace /平和)の話してないで、早く出てきてって言うわ。」

と言って、携帯を取り出し、耳に当てて、

「ボノ。何やってるの?早く出て来てよ。風邪ひくじゃない。風邪ひいたら訴えるわよ。」

もちろん出てこない。半袖&Tシャツ一枚の体に寒さがつき刺さってくる。

周りを見渡した。大半が外国人であった。アイリッシュがほとんどいないことをAちゃんに指摘。アイルランド人ってU2嫌いよね。だから気にしてないからだよね、と言うと、こんな返事が返ってきた。

「そうじゃないのよ。U2のことは気にしてるのよ。嫌いというけどU2が嫌いじゃないくて、ボノが嫌いなのよ。」


そうしてこう続けた。

「I still think he's a di*k。」

税金払ってないからだと言い出した。でも固定資産税とか個人で払ってるんちゃうの?と言ったけど、会社がアイルランドになく、税金逃れしているという事実が嫌だという。私はこの件について、先日隣の家の旦那にも文句を言われたのですよ。結局私が責められた。ボノのために。なんか割に合わんわ。しかもAちゃんには風邪ひいたらボノを訴えず、私を訴えると言うではないか。本当、割に合わん。しかも本当に私が好きなのはボノではなく、ラリーである。

あまりに寒いし出てこない。ちょうどU2を待っていた場所に停めていた車が去ったので、車を移動して、車内で待つことに。すると、一人の女性の姿が私の目に飛び込んできた。

げっ、元同僚のブラジル人Pちゃんやん!

そういえば、彼女の家はここから歩いて5分くらいのところにあるんやったわ。絶対喋りたないわ~。朝の8時前からバスの中で泣かれた日には。。。この人はFBフレンドでもあるんですが、妊娠中から毎日あほみたいにFBにセルフィーを載せていたんです。腹がでかい写真を載せ終ったと思ったら、今度は子供の写真ばっかり載せる。しかもビヨンセのマネして写してるんですよ。毎日3回は写真をアップ。もううんざり。

しかも極め付けの写真が、妊娠中に撮った写真で、上半身は黒いブラ(下着)一枚で裸。妊婦腹に、赤いリップスティックで"Loading 80%"と書いてあったんですよ。その写真をFBに載せていたのです。ブラジルじゃあこれが普通なのかもだけど、こっちでは普通じゃない。これを見て、一気に引いた私。それ以来、彼女のFollowをするのをやめました。

急いで車にあったAちゃんのサングラスを借り、変装。その前に、まさかGreat Ireland RunのTシャツ姿のおばはんが私だとも思わないであろうが、念のためである。Aちゃんは横でそんな私を笑う。そしてAちゃんに彼女があの有名なPちゃんよ、教えた。すると、

The state of her!


そんな風に言わんでも~!!!もっと可愛い子だと思っていたらしい。私よりは若いし、可愛いけどね。

待っても待っても出てこない。10時になった。Aちゃんに風邪ひいて訴えられるのも嫌だったので、諦めて帰ることにした。せっかくのチャンスだったのに。。。残念無念だ。念のため、帰宅後PちゃんのFBをチェック。U2の写真はなかった。そしてチケットを探していた。彼女も会えなかったのなら文句はない。明日はコンサートだ。ちょっとワクワクしてきた。

IMG_1836.jpg


続きは明日に。。。

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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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