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久々の日本と母

2019.10.31.13:45

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?

2週間の日本滞在から戻ってきました。

昨日から仕事がまた始まりました。

普通なら楽しいい日本滞在のことや、いなかった間に起こったアイルランドにおける出来事でも書きたいところですが、

今日はちょっと外れます。

そして長くなりますが、よければ読んでいただけると嬉しいです。


前にもブログに何度か登場した、痴呆症の母。

去年11月に会ったときよりも随分病状が進行していました。

帰国前に兄から両親に関する嫌なテキストをもらっていたので、

想像はついていましたが、

想像以上。

空港まで迎えに来てくれた兄、兄嫁Uさん、そして一番下の姪っ子Fちゃんと空港でお昼をしていた時、

「多分お母さん、お前の顔、わからんよ。」

と、兄から言われたのです。

とうとうそこまできたか。。。というのが感想。

一緒に住んでいる姪っ子ちゃんたちの顔がわからないらしく、

「知らん人がおる!」と言うらしいのだ。

上の姪っ子ちゃんは18で、来年東京生活。

普段からバイトで家にいないため、食事も一緒に取らないから余計なのだろう。

しかし、そこまでとは。。。


実際自宅に着いたら、

「てぃふぁに~!!!」

と言って、私に両手を振っていた母。

おお、覚えとったか~~~!


そんな母がかなり可愛かった。

しかし、よ~く見たら。。。容姿ががらっと変わってしまっていた母。

前歯が一本ないんですよ。

父が歯医者に連れて行くと言っても行くのを嫌がって行かないらしい。

私も言ったのですが、無理でした。


帰国したときは、いつも母の使っている部屋で寝る私。

母は父の部屋へ移動するんです。

私が帰る前、兄が母に部屋を片付けるように言ったらしいのですが、

もちろんわからないから何もやってない。

ということで、私は実家に到着してすぐに母の部屋の片付けに入った。

えらいこっちゃ~~~!!!

ゴミがそのへんに沢山散らかっていたり、

ベッドの裏に隠してあったり。

隣の部屋が納屋の役割をしているんですけど、

そこへ汚れた服や下着を置き、山積みとなっていたのである。

もちろん、そんな中で寝れないので、

到着早々、「部屋の掃除」となったのです。

到着早々、むっちゃ疲れた。


私の言うことはほぼすべて素直に聞くし、

テンションが上って、笑顔がいっぱいだった母。

散歩がてら、近くのスーパーへ歩いて行った時、

突然蝶々が目の前に現れ、

「きれい~!!!」

と嬉しそうに蝶々に手をふる母。

そんな母はかなり可愛かった。

しかし母は痴呆症。

もう二度と治らない。


今までの私なら、

そんな光景を見て、

かなり泣いていた。

毎回実家に帰っては、

変わっていく母を見て、

夜中ベッドで泣いていたのです。

でも今回は違う。

泣いたところで、母が良くなるわけがないのだ。

泣いた分、暗くなった分、嫌なことが私に降りかかるから、

泣くのをやめたのです。

代わりに笑い飛ばすことにしたんです。


どうやったらこれがこんなところに移動する?

どうしておにぎりの食べかけが父の勉強机の上に置きっぱなしになってる?

どうしてシュークリームがこんな箱の中に入ってる?

どうしてほぼミイラ化したバナナの皮がこんなところに?

脳ってすごいわ。

どっちの方向にも行けるんだから。

掃除をしながら、悲しさを超えて、

笑えてきたのである。


あることをいうと、そんなことやったことがないという。

いや、昨日やってたやん、というと、

「私、突き抜けてるから!」

と言っていた。

そう、突き抜けてボケているからわからないという意味である。

そんな母を見て、思い切り笑った。

自分でここまでいえるんなら、まあええわ!


しかし、笑い飛ばせたのは、

私が2週間しか母の世話をしていなかったからである。

もし一緒に住んでいたら、

笑い飛ばすことは無理である。

父や兄は母に向かって怒鳴っている。

特に父はひどかった。

あまりにひどいので、私が間に入って、父に注意したほどである。

気持ちはわかるけど、

怒鳴ったところで、母が良くなるわけはないのだ。

しかも怒鳴ると逆効果になるらしい。


私が滞在中、

市から要介護認定が下りた。

要介護1だった。

2が下りてもいいのに、と言っていた兄嫁Uさん。

彼女は痴呆症などを患ったお年寄りを介護する仕事をしているので詳しいのだ。

とはいえ、要介護1ですらなかなか出ないというのが現実らしい。

ということは、要介護1が出たというだけですごくついていたのである。


家で一人でいることが多い母。

火のつけっぱなしも多々ある母。

物を移動し、終いに無くす母。

お腹がいつも空いており、兄嫁一家の冷蔵庫から勝手に食べ物を盗み食いする母。


私は母をホームに入れることに最初は抵抗があったのです。

でもこんな状況な家は他の家族が滅入ってしまう。

私は家を出た身。

何も言う権利はない。

空きがあればホームにすぐ入ってもらうということに決めた家族に賛成した。

後悔はない。

他の人達と接したほうが、母にはいいんじゃないかと思うのだ。

父に怒鳴られてばかりの毎日より気分がいいはずだから。


来年帰国の際には母はもう実家にはいない。

どんな感じなんだろう。。。


「日本滞在楽しかった?」

と昨日聞いてくれたたくさんの同僚たち。

大病をしてからの初帰国だったから余計である。

しかし、私の返事はいつもと違った。

「まあまあかな。」
「そんなに楽しめなかった。」
「掃除ばっかりしてた。」
「母が痴呆症で。。。」
「忙しすぎて何がなんだかわからなんだ。」

返答が暗すぎではないか?

そんな中でも友達や家族と笑ったではないか!

台風を避けて日本に帰国、アイルランドに戻ってきたじゃゃないか?

しかも実家は台風の影響を受けなんだじゃないか。

むっちゃついてたんと違うの?

母の行動を笑い飛ばしたのと同様、

楽しく笑って、しかも感謝して生きなくてはと改めて思いました。

さあ、またいつもどうりの忙しい生活がアイルランドで始まった。

案の定、机の上には大量の請求書。

そしてメールには大量の請求書が送られていた。

どうするん、これ。。。全部一人でチェックしなあかんのやで。

うっ、笑おうにも笑えやんは、これは。



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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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