知ってましたか?Photo Museum Ireland(フォト・ミュージアム・アイルランド)
2023.10.02.08:30
つい最近まで知りませんでした。
ダブリンにフォト・ミュージアムがあることを。

しかもある場所が、かの有名なテンプルバー。
建物があるのは知っていましたが、これがフォト・ミュージアムであることに気が付かなんだんですわー。長年住んでいても見逃してることってたくさんあるもんです。
Meeting House square (ミーティング・ハウス・スクエアー)というちょっとした広場があるんです。

ここ。
毎週土曜日はここでフードマーケットが開かれています。コロナ前はたくさんのお店が出ていて人も大勢いて賑わっていましたけど、コロナ後は出店舗がガクっと減ってしまい、それに伴い客も減り。。。ちょっと閑古鳥が鳴いてるのよ。残念。
ひょっとしたらコロナ後、出店費が値上がりしたから店舗が減ったのかもしれません。ダブリンじゃーこんなことはしょっちゅうよ。あっという間に値上げすることなんて珍しくもないです。
入場無料。一階(グラウンドフォロアー)は写真集などを販売する本屋となっています。


ポストカードもなかなか面白いものがありました。

裸のやつもありましたわ。(ここではご紹介できませんが)芸術ですので、芸術。

ちょっとした小物も売ってました。これ、なかなかいいなーと思ったの。でも家に一杯バッグがあるので購入せず。

この日はこちらで働いている方がガイドツアーをしてくださるとのことでした。
今回の展示は”No place like home”。我が家のような場所はない、といった訳になりますかね。
2階(ファーストフロアー)と3階(セカンドフロアー)が展示館となっています。かなり小さいのであっ!という間に回れてしまいます。ここでは一つの写真をじっくり見てみる、という見方がいいわけです。さらっと端折って見るというよりね。
1階(グラウンドフロアー)

数人の写真家の撮影した写真が飾ってありました。それぞれ”家”に関するものです。家族の写真を撮っている人もいれば、家の中の風景などなど。それぞれ思い入れがあり、撮影しております。説明書きも隣についておりますので、ゆっくり読んで写真を見ると撮影の意図がわかるのでもっと楽しめますわね。(説明は英語のみ)
2階(ファーストフロアー)
通路の壁。

こちらはアイルランドの家の状況昔から現在を示しています。家賃があほみたいに高くなり、その日の食事もままならない家庭もある。家賃が払えずホームレスになる人たちが増えたこと、家自体が不足で住むところがない、といった現在の状況です。
2階から1階を見下ろす。吹き抜けになっておるのです。


3つ小さい部屋があります。一つの部屋には。。。

↓は悲しh写真なんです。場所が悲しすぎるのです。このブログでご紹介はしてないのですが、アイルランドにはMother and Baby Home(母子ホーム)というのが昔あり、未婚で妊娠した女性、その彼女たちが子供を産んだ後はカトリック修道女会に入れられる。そして無休で仕事をさせられるんです。
生まれた子は取り上げられて養子に出されるんです。女性の許可なしに違法でアメリカへ養子に出していたこともわかっています。この場所はTuam(英語ではトゥアムの発音に近い)で、施設で亡くなる子供もたくさんいたらしく、遺体を埋めていた場所がここ。現在は公園となっている。

そうとは知らず、公園として使用されていたんですよ。この下から遺骨が出てきているのです。亡くなった子供たちの記録もない。未婚女性を人として思ってなかった証拠ですよ。そしてそんな彼女たちの子供たちも。。。亡くなった子供たちの上で子供たちが遊ぶ。。。皮肉です。
↓は施設の扉。ここに入ったらいつに出てこれるか。。。子供はどうなるのか。。。もうこの写真を見ただけで。。。悪寒がします。悲しさしか伝わってこない。

こちらは旦那の暴力などから逃げてきた女性たちが暮らすアパート。北アイルランドの写真。最低限のものしか用意されてないと言う。。。それでも旦那から逃げれれば御の字。

二つ目の部屋には。。。
ツアーガイドさん(女性)自身も写真家でした!お名前はNiamh Crowley(ニーム・クロウリー、とここでは記します)こちらの本屋さんでも働いていると言う。彼女の写真は何枚か撮ったものを一つのビデオにしてあるものの展示でした。お父様がメンタルの病気だったそうで。。。あるものをきっちり整頓して入れたと思ったら、それを翌日全部出してしまうとか。。。もうお亡くなりになっているそうですが、お父様の面倒を見るのはかなり大変だったそうです。

3つ目の部屋には。。。こちらは興味深かった。自分とも関係してますからね。

3人の外国人の方。こちらに移り住んだ方です。それぞれに事情がありこちらに住んでいます。男性はアフガニスタンからの難民。こちらに住んで嬉しいと言うことだ。アイルランドの天気も好きなんだそうです。アフガニスタン、暑そうやもんね。
真ん中の女性が中国の人で、旦那さんがアイルランド人で、中国に住んでいらしたけどこちらに移り住んだそうだ。アパートを購入し、内装工事もしているのですけど、この家が一生の家になることはなさそうだとのこと。あまり嬉しくないようですね。
端の女性はモンゴルから。会計士として母親と一緒にダブリンに住んでいるそうですが、街の中心からは離れており、することがあまりないとか。しかもアジア人としてこちらで生活するのは大変だと言う。モンゴル人コミュニティーが小さすぎて、孤独を感じているようです。
ちょっと暗い内容の写真が多かった印象でしたけど、こういう姿も真の姿ではあります。表向き楽しそうにしていても、そうではなくて、心の奥には悩みがある。。。誰でもそうですよね。
展示はちょくちょく変わるので、彼らのウェブサイトでご確認を。https://photomuseumireland.ie/exhibitions
私はここ、意外と好きでした。ちょっと新たな発見だったし!それに入場無料だもの。ダブリンのミュージアムはそういうところが多くあるのですよ。募金募集はしてますけどね。大盤振る舞いやわ。こちらのミュージアム。
街中にありますし、行きやすいので、まだの方は一度足を運んでみては?
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ダブリンにフォト・ミュージアムがあることを。

しかもある場所が、かの有名なテンプルバー。
建物があるのは知っていましたが、これがフォト・ミュージアムであることに気が付かなんだんですわー。長年住んでいても見逃してることってたくさんあるもんです。
Meeting House square (ミーティング・ハウス・スクエアー)というちょっとした広場があるんです。

ここ。
毎週土曜日はここでフードマーケットが開かれています。コロナ前はたくさんのお店が出ていて人も大勢いて賑わっていましたけど、コロナ後は出店舗がガクっと減ってしまい、それに伴い客も減り。。。ちょっと閑古鳥が鳴いてるのよ。残念。
ひょっとしたらコロナ後、出店費が値上がりしたから店舗が減ったのかもしれません。ダブリンじゃーこんなことはしょっちゅうよ。あっという間に値上げすることなんて珍しくもないです。
入場無料。一階(グラウンドフォロアー)は写真集などを販売する本屋となっています。


ポストカードもなかなか面白いものがありました。

裸のやつもありましたわ。(ここではご紹介できませんが)芸術ですので、芸術。

ちょっとした小物も売ってました。これ、なかなかいいなーと思ったの。でも家に一杯バッグがあるので購入せず。

この日はこちらで働いている方がガイドツアーをしてくださるとのことでした。
今回の展示は”No place like home”。我が家のような場所はない、といった訳になりますかね。
2階(ファーストフロアー)と3階(セカンドフロアー)が展示館となっています。かなり小さいのであっ!という間に回れてしまいます。ここでは一つの写真をじっくり見てみる、という見方がいいわけです。さらっと端折って見るというよりね。
1階(グラウンドフロアー)

数人の写真家の撮影した写真が飾ってありました。それぞれ”家”に関するものです。家族の写真を撮っている人もいれば、家の中の風景などなど。それぞれ思い入れがあり、撮影しております。説明書きも隣についておりますので、ゆっくり読んで写真を見ると撮影の意図がわかるのでもっと楽しめますわね。(説明は英語のみ)
2階(ファーストフロアー)
通路の壁。

こちらはアイルランドの家の状況昔から現在を示しています。家賃があほみたいに高くなり、その日の食事もままならない家庭もある。家賃が払えずホームレスになる人たちが増えたこと、家自体が不足で住むところがない、といった現在の状況です。
2階から1階を見下ろす。吹き抜けになっておるのです。


3つ小さい部屋があります。一つの部屋には。。。

↓は悲しh写真なんです。場所が悲しすぎるのです。このブログでご紹介はしてないのですが、アイルランドにはMother and Baby Home(母子ホーム)というのが昔あり、未婚で妊娠した女性、その彼女たちが子供を産んだ後はカトリック修道女会に入れられる。そして無休で仕事をさせられるんです。
生まれた子は取り上げられて養子に出されるんです。女性の許可なしに違法でアメリカへ養子に出していたこともわかっています。この場所はTuam(英語ではトゥアムの発音に近い)で、施設で亡くなる子供もたくさんいたらしく、遺体を埋めていた場所がここ。現在は公園となっている。

そうとは知らず、公園として使用されていたんですよ。この下から遺骨が出てきているのです。亡くなった子供たちの記録もない。未婚女性を人として思ってなかった証拠ですよ。そしてそんな彼女たちの子供たちも。。。亡くなった子供たちの上で子供たちが遊ぶ。。。皮肉です。
↓は施設の扉。ここに入ったらいつに出てこれるか。。。子供はどうなるのか。。。もうこの写真を見ただけで。。。悪寒がします。悲しさしか伝わってこない。

こちらは旦那の暴力などから逃げてきた女性たちが暮らすアパート。北アイルランドの写真。最低限のものしか用意されてないと言う。。。それでも旦那から逃げれれば御の字。

二つ目の部屋には。。。
ツアーガイドさん(女性)自身も写真家でした!お名前はNiamh Crowley(ニーム・クロウリー、とここでは記します)こちらの本屋さんでも働いていると言う。彼女の写真は何枚か撮ったものを一つのビデオにしてあるものの展示でした。お父様がメンタルの病気だったそうで。。。あるものをきっちり整頓して入れたと思ったら、それを翌日全部出してしまうとか。。。もうお亡くなりになっているそうですが、お父様の面倒を見るのはかなり大変だったそうです。

3つ目の部屋には。。。こちらは興味深かった。自分とも関係してますからね。

3人の外国人の方。こちらに移り住んだ方です。それぞれに事情がありこちらに住んでいます。男性はアフガニスタンからの難民。こちらに住んで嬉しいと言うことだ。アイルランドの天気も好きなんだそうです。アフガニスタン、暑そうやもんね。
真ん中の女性が中国の人で、旦那さんがアイルランド人で、中国に住んでいらしたけどこちらに移り住んだそうだ。アパートを購入し、内装工事もしているのですけど、この家が一生の家になることはなさそうだとのこと。あまり嬉しくないようですね。
端の女性はモンゴルから。会計士として母親と一緒にダブリンに住んでいるそうですが、街の中心からは離れており、することがあまりないとか。しかもアジア人としてこちらで生活するのは大変だと言う。モンゴル人コミュニティーが小さすぎて、孤独を感じているようです。
ちょっと暗い内容の写真が多かった印象でしたけど、こういう姿も真の姿ではあります。表向き楽しそうにしていても、そうではなくて、心の奥には悩みがある。。。誰でもそうですよね。
展示はちょくちょく変わるので、彼らのウェブサイトでご確認を。https://photomuseumireland.ie/exhibitions
私はここ、意外と好きでした。ちょっと新たな発見だったし!それに入場無料だもの。ダブリンのミュージアムはそういうところが多くあるのですよ。募金募集はしてますけどね。大盤振る舞いやわ。こちらのミュージアム。
街中にありますし、行きやすいので、まだの方は一度足を運んでみては?
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