No.29 とTenement (テネメント)

夏休みを利用してダブリンに訪れている日本人の方も多いでしょう。まず、ダブリンに来て目に付くのが、

家。(だと思う)

と言うことで今日は家に関する記事。ちょっとまじめよ。

ここでいう家とは、近代的なものではなく、昔のジョージアンタイプのもの。今でもたくさん見られるダブリン。

TENEMENT 3 すてきよね~。

1714年から1830年の間(キングジョージ1世から4世)の間に開発された家のことを指すようです。

この手の家の開発はどうも初めはNorthsideだったそうな。裕福な人がみんなこぞって家を買って住んだらしい。しかし、Earl of Kildareという方がSouthsideに移り住んだら、その後を追うように、Southsideの開発が進み、たくさんの家がSouthsideに建ち、裕福な人がNorthsideの家を売り払ってSouthsideに住み始めたらしい。

Northside VS Southsideの始まりか。。。(笑)

当時の生活の様子が見れるミュージアムがダブリンにあります。No.29 と言います。

NO 29 2  角の家がミュージアム。

No.29とはアドレスです。Southside,Fitzwilliam Street Lowerにございます。町の中心からちょっとだけ離れてますが。
私、実はこの存在を11年以上も知らず(汗)。最近Aちゃんのお母さんBさんの家のステイしだしたイタリア人のFちゃんから聞いて初めて知りました(大汗)。中はこんな感じで。。。

NO 29 3 NO 29 1
                        優雅な生活。


入場料が確か8ユーロだったかな。当時の家の中の様子が見れます。Fちゃんと一緒に行ったのですが、結構興味深い。ガイドがつきますが、英語のみ。ゆっくり話してくれるんで大丈夫ですよ。

当時、貧富の差がむちゃくちゃ激しかったようですね。その後、お金持ちが売り払ったNorthsideの家に今度は貧しい人たちが住みだしました。ようは政府が家を買い取って、彼らたちをまとめて住まわせたわけです。(家賃、取ってたみたい)Tenementと英語で言うんですけど。つまり、大都市のスラム街ってことですね。代表的なのがここらしい。

                      TENEMENT 4                                    Henrietta St.


お金持ちが家族とお手伝いとで住んでいた一軒の家を何家族もが共同で住むわけですよ。特にこのHenrietta(ヘンリエッタ)ストリートのNo.7はなんと104人が一度に住んでたらしい!!!一家族に一部屋当たってないんですから。シェアーっすよ!もうびっくり!

当時の写真がありました。Tenementはどこもこんな感じだったらしい。

               TENEMENT 1
               よく見ると、ベットに子供が寝てるらしいが。病気ではと言われてます。

                TENEMENT 2                     
                        No.29の家とえらい違いで。。。

何でいきなりこんなことを書いてるか、というと、先週から地元のテレビ局TV3で The Tenementsという番組の放送が始まり、当時の生活の様子を詳しく放送。おばあちゃんがこのNo.7に住んでいたことがある家族がNo.7に戻り、当時の生活を体験するということもやっていてかなり興味深い。http://www.tv3.ie/shows.php?request=thetenements

ダブリンってむちゃくちゃ貧しかったのですよ。3rd Worldって感じだったそうな。


トイレも何家族とともに共同、お風呂は毎週金曜日のみ、食べ物を得るのも大変、階段の掃除は交代で、ブラシでこするなどなど。もちろんヒーターなんて無いので暖炉の火だけ。それも一日中つけてないから、冬は最悪。

そしてみんな子だくさん。ある人なんか25人子供がいたらしい。旦那も日雇いの仕事でいつ仕事があるかわからない人が多かったようですね。で、まあ、やることとと言ったら一つ。。。毎晩旦那が求めてきたらしい。そりゃ、25人も子供が出来るわ。でも奥さん、大変。年中妊娠やん。

衛生上でもかなり問題もあり、結核が流行ったらしい。子供も生まれてもすぐになくなったり。。。本当に生活がたいへんだったようです。

Tenementに住んでいても、中にはちゃんと仕事を持った人もいたらしく、全員が全員とても貧しいわけではなかったそう。まあ、それにしても過酷な生活。日本の戦後を思い出しました。

その後、このTenementの地域がなくなります。今はほとんどが空き家。No.7はアーティストのスタジオとして現在使われているようですが。

じゃあ、Tenementに住んでいた人はどこへ?多分自分たちで家を買った人もいるでしょうが、政府がでかいアパートを郊外に建て、住まわせたよう。現在町にも政府が立てた家&アパートがかなりございますよ。いわゆるInner Cityといわれるところですね。

グーグルっていたら昔の写真が載ったサイトを発見!すご~い昔で面白い。良ければどうぞ。http://multitext.ucc.ie/viewgallery/937

Tenementに関する本がたくさんでてるようなので、今読んでる本が終わったら買って読もうと思います。

いや~ダブリン、かなり興味深い町やわ。これからダブリンにいらっしゃる方も、この歴史を知りながらいろんなところを見て回るともっと楽しいかもです。(ていうか、もう皆さん、むっちゃ詳しかったりして。(汗))

とにかくTV3さん、勉強になりました。ありがとう。11年間、何も知らずにぼさ~っと住んでました(汗)。


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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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