いろいろありました、アイルランド中絶法案可決の件

連日長時間の討議が行なわれたAbortion Bill(アイルランド中絶法案)。

bill 6 数日間、長時間の話し合い。(ネットより)

昨夜可決いたしました。

BILL 1 大喜び、Pro-choiceの皆さん。レンスターハウス前にて。(ネットより)

前にもブログに書きましたけど、この法案は1992年のXケースに基づいているもので、サビーダさんの死に基づいているものではありません。

母体に生命の危険が伴った場合と、妊娠している女性が自殺をする可能性が非常に高い場合ということです。


法案が可決したといっても、アイルランドは現在も中絶禁止に変わりはありませんが、今回の法案可決でPro-choiceが願っている中絶全面的容認に一歩近づいた、ということです。

例として、この場合も中絶は禁止。破った場合14年の刑が待っています。

とある女性は双子を妊娠。しかし一人はお腹の中で死亡が確認。もう一人の子は生まれても数時間で死亡すると医師に言われたそうだ。

そこでこの女性は中絶を申し出た。

しかしここはアイルランド。中絶は禁止。もちろん拒否された。

彼女にはほかに二人の子供がいる。その子たちの面倒を見たいというのも中絶を希望した理由の一つだったのに。

仕方がないのでベルファストへ行き、中絶実行。

数か月後中絶した子供の灰が郵便で送られてきたそうである。


中絶ができない、つまりアイルランドではお腹の中で死んでしまっている子どもを死産しなくてはいけないということだ。

その上、たとえレイプされて妊娠しても中絶できないのである。

ようは、

どんなことがあっても生め状態。

ですよね、これじゃあ。アイルランドで中絶したら犯罪者扱いだし。

やはり私はPro-choice派ですな。


それはともかく、この中絶法案可決を巡り、ドラマがございました。


エンダの政党、Fina Gael(フィナ・ゲール)は2年前の選挙で「中絶法案を通さない」と公約していたんです。しかし結果通してしまった。

しかもエンダは前日自分の党員に「仕事を取るか、除名」を迫り、可決反対者を除名するとしたらしい。

そこで同じ政党で2011年にMinister of State for European Affairsに任命されたLucinda Creighton
さん。

彼女は党の昔の方針であった中絶法案可決反対の立場を取り、除名されると言う騒ぎにもなりました。

BILL 1 こんな日はもう二度と来ない。。。(ネットより)

Aちゃんの話ではTDの中にはエンダに迫られて、TD職を失いたくないから賛成に投票したやつが一杯いたらしい。

そんなやつらに比べたら彼女は一本筋が入っていてすばらしいな、と思いましたね。


そしてもう一つ、国会では恐ろしい事件が勃発!!!

フィナ・ゲールのコーク出身のTD,Tom Barry がなんと、今回休憩中同僚のÁine Collins を掴み、自分の膝に座らせたんです!問題の映像はこちらから。。。http://www.independent.ie/irish-news/tom-curran-criticises-td-over-horseplay-incident-29412416.html

こんなあほ政治家が大事な中絶法案を検討してるんですよ?辞任せい、辞任!!!

こんなんに私たちの税金が行ってるって思ったら情けなくて涙が出てくるわ。


このおっさんは少し酔っ払っていたらしいんです。

実は同じ建物の中にパブがあるんです!!!

だから休憩中にパブで飲んでるらしいんですよ。

しかも国会が閉会した後2時間はパブがオープンできるという決まりがあるらしい。

おととい国会が閉まったのが朝5時。

ということはだ。

朝7時までパブがオープンできたということになるではないか。

しかも人の人生を左右するような大事なことを決めるときでも酒を飲みながらやってるってことですよね?

お、恐ろしい国だ。。。


その上なぜに急にばたばたと討論を、しかも決まらないからと言って長時間にわたり行なわれていたのかというと、

夏休み前だから。

だから慌ててやってたわけですよ。夏休み前に片付けれるものは片付けてぱ~っと夏休みに入りたいから。よくあること。

一生懸命政治家として国や国民のことを思って働いてるのってほんの一部なんだろうな、やっぱり。。。

なんだかどっと疲れが出てきたわ。。。


それでは皆さんよい週末を。


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No title

こんにちは。はじめまして!
いつも楽しく読ませてもらってます。
ダブリンに住んでいるクヌートという者です。
今回の記事、とても勉強になりました。アイリッシュタイムス読んでてもクレイトンさんはなんでこんな事になったんだろうって疑問に思ってました。でもお陰様でよく理解出来ました。
これからの記事も楽しみにしてます!

パブで一杯

ひっかけてから出勤ですか。
許せんない〜
真面目に仕事して欲しいですね。
でも宗教がらみはなかなか難しい。
妊娠中にはいろいろ発生する事もあり
中絶や強制的に下ろさなけれ命に関わる
状況もあるわけで、なんだか怖いですね。
高齢出産とか怖くて出来なそう。。。

クヌートさんへ

こちらこそ、初めまして!いつも読んでくださってありがとうございます!

あまり法案について説明してませんでしたのでどうだろうと実は思っていました。説明と言っても私自身もちゃんとできませんけど!

ちょっと気になった2件についてさらっと書かせていただきました。

新聞では「それはすでにみんな知っているだろう」という感じで書かれているときがあるんでわかりにくい時がありますよね。

なので私は同僚やAちゃん、友達によく説明をしてもらってそれをもとに書かせていただいたりしています

少しでもお役に立ててうれしいです。これからもよろしくお願いします!



Rikorinさんへ

いえ、ひっかけてから出勤ではなく、出勤してから休憩中にひっかけて職場に戻るんです。
中国じゃあそんなことしてませんよね、絶対。

おっしゃる通り、宗教がらみなので本当にむつかしい。でも政治と宗教は離して考えないといけないと思いますね。

高齢出産する人もかなりいるようですが、40過ぎの妊婦は日本よりもかなりたくさんの検査をさせられるらしいです。

もし事情があり、中絶したいとなるとやはりイギリスに行くしかないのが現状です。
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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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