100周年、1913Lockout (ロックアウト)-その2-

歴史ネタにしてから予想どおりアクセス数がかなり減りましたが、続けます。

先月8月31日土曜日。ダブリン、オコンネル・ストリートにて記念祭がありました。見た方、いらっしゃいますかね?

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               天気がちょっと怪しかった土曜日。

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           オコンネルストリートで配られていた記念祭パンフレット。

こちらのパンフレットは記念祭で行われる "Re-Enactment of Bloody Sunday"に参加する人用のものです。

Bloody Sundayとはこのパンフレットの写真のことです。

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1913年、8月31日日曜日、Sackville Street(サクビル・ストリート、現在のオコンネルストリート)で、ジム・ラーキンがインペリアルホテル(現在のクレリーズ・デパートメントストアー)の窓から労働組合員たち(Irish Transport and General Worker's Union ITGWU)に呼びかけようとしたところ、警官たちが棍棒を振りまわし、600人が怪我、二人がこの出来事の後死亡したと言われている。

LOCKOUT 1
              当時の写真より(ネットより)

この模様を記念祭で再現するため、それに参加するには1913年当時、港で働いていた男性と同じ格好をする、ジェイコブズの女性従業員と同じ格好をするまたはダブリンの貧しい人たちの格好をするというもの。

実はこのパンフレットを見て私も参加したい!と言っていたのです。Aちゃんが無理だったのでBさんを誘って参加しようと思ったのですが、1913年のロックアウトにアジア人がいたのか!?いなかったであろう。さすがに私がいたら違和感がわくということで断念しました。

参加はできませんでしたが、記念祭を代わりに見ることにしました。


この日、オコンネルストリートは完全に朝から閉鎖。バスやタクシーは迂回。柵で追われ、人々もいつものように歩けず、柵の外を歩かざるを得ませんでした。

そしてこのイベントを見るのに柵の中へ入らないといけませんでした。入口でカバンチェック。ちょっとびっくりでしたがそれもそのはず。アイルランド大統領、マイケル・D・ヒギンズ氏が参加、ダブリン市長や政治家たちも参加するからです。

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          大統領の乗った車が警官バイクに先導されて。。。

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               来ました。予定時間通り。

後ろにいたアイリッシュおばちゃんがMr.Presidentは絶対に時間に遅れることなく来ると言っていた。そして今回も。さすがである。

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               Mr. Presidentです。

記念祭がラーキン像の前で行われていたのですが、特別に呼ばれていたゲストで全く見えず!

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             大統領など重要な方は像の前に座っているんですが。。。

ラーキン像右側のステージではアイルランド人女性歌手の歌披露やStrumpet Cityという今年の4月にDublin One City One Bookに選ばれた本の朗読が行われました。(本はロックアウトの時の様子が書かれています)

朗読した人の一人はBryan Murray氏。5月に私が参加したイベント、European Literature Nightで朗読した人たちの中で一番うまかった人だ。やはり朗読がうまい。

Army No.1バンドも演奏。しかし演奏の音声が小さくて聞こえにくかった。

そして1913Lockoutのパフォーマンスがトラム上で行われた。なかなか良かったですよ、白熱の演技で。

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             トラムの上でのパフォーマンス。

そしてジム・ラーキンのスピーチだ。

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            Ger O'Learyという方が演じていました。なり切っていました。

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               こんなトラムです。


その後数分間の黙とうが捧げられ、国家を歌い、「Bloody Sunday」が再現されました。

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              こちらは馬車の救急車です。

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ジム・ラーキンが演説を終えた後警察に捕まり、逃げ惑う労働者たち!!!

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                   大統領舞台で観覧。

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                  再現終わりました。


終った後、参加者の一人のアイリッシュおばちゃんが舞台に向かい指をさしえらい勢いで文句を言っているのを発見!

慌てて係りのおじさんが止めに入るも興奮しまくるおばちゃん。警察官が来て宥められてました。たぶん労働党のイーモン・ギルモア党首がいたから怒っていたのであろう。今の労働党はあってないようなものですからね。ジム・ラーキンが泣いているだろう。。。


この記念祭、パンフレットの予定では午後3時に終わる予定でしたが、かなり早く2時15分に終わってしまいました。ちょうどイタリア人の友達ANちゃんとランチの予定が2時半に入っていたので私的には早く終わってくれて助かりましたけど。

Bさんも見に来ていたそうですが全然面白くなかったと言い、見に行って損したと言っていました。見ていた場所からは何も聞こえなかったかららしいのだ。そして彼女の周りの人はみんな面白くなかったと言っていたらしい。

私は親切なアイリッシュおば様のおかげで柵の前に陣取ることができ、バンド以外は聞こえたし、身近に見れたので楽しみました。私の周りは誰一人面白くなかったと言っていませんでしたけどね。まあ記念祭だから面白くなくてもいいと思うんですけど???


翌年1月まで続いたこのロックアウトは私の知る限りガイドブックには載っていません。しかしダブリンでは有名な歴史的出来事です。

現在100周年を記念してNational Library of Irelandでエキシビションが開催されています。興味のある方は見に行ってみてはいかがでしょうか?無料です。http://www.nli.ie/lockout/

1913Lockout National Commemoration... 残念ながらダブリンの歴史に興味がない人、または何も知らない観光客にとってはまったく面白くもなく意味もないものだったかもしれない。

しかし100年前のことを風化させることなく記念祭を開催したことは素晴らしいことではないかと私は思う。

LOCKOUT 2
             ジム・ラーキン、アイコニックイメージ。(ネットより)


1913Lockout記事、まだ続きます。。。

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No title

ティファニーさんのブログ、本当に勉強(?)になります。実はこの日の午前中、主人と出掛けて「今日は何があるんだ?」状態だったおバカな夫婦です。そして今このイベントがあったのを知った私、おはずかしい、、、(汗)。

やっぱり歴史ものは日本語だと分かり易いので、これからもよろしくお願いします(笑)‼

くうさんへ

勉強(?)になると言っていただいて光栄です。

私は皆さんに「教えてやろう」という感覚で書いてはおりません、念のため(!)ダブリンの歴史を知ることが現在私の趣味なためブログに書かせていただいています。そして皆さんに興味を持っていただけたらうれしいなと。いろいろ裏話なんてのがあって面白いんです、知れば知るほど!

英語を日本語に意訳するのは大変むつかしいのですが、私なりに書かせていただいております。

読んでくださってありがとうございます。
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ティファニーカイリー

Author:ティファニーカイリー
人口1万人、サルやイノシシ、野良犬がうろついているような日本の田舎町から6年半勤めた地元金融機関を辞め、両親と愛犬とむ(2012年1月23日他界)を置き去りに、英語の勉強+大ファンのU2に会うべく、アイルランドはダブリンに到着したのは1999年9月25日。

語学学校へ9ヶ月、コンピーター学校へ2ヶ月通うも仕事が見つからず帰国。

仕事したさにダブリンに2か月だけ舞い戻ったつもりが、友達だったフランス人のおかげで運良く仕事が見つかり,ダブリンに居座ることに。

CIMA(英国勅許公認管理会計士)休学中(というか断念)。現在はイタリア就職を夢見てダブリンでイタリア語勉強中。アイルランド人の親友であるAちゃんが相続したNorthsideのお家に野良猫一家(母、娘&息子猫)とともに居候中です。

Press&Mediaの方はt.kylieroi40s@gmail.comへお問い合わせ願います。それ以外の方のメールのご使用は固くお断り致します。

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